●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●~er。

なんのこっちゃ『わからん』タイトルですね。ここでいう『~er』は『DXer』や『CWer』とかの『~な人』を意味します。なんで、こんなコトを言うかと質問を受けそうですね。私は『なにかの専門家を目指そうよ』と、提唱したく『~er』のススメを考えてみました。ここでは『AWARD Masterを目指す』を提唱してみます。QSLカードを受け取っても『その先の使い方』がわかっていないと『何のために交換するのか』が見えてこないと思います。最初のうちはQSLカード自体が『ジブンAWARD』に見えますが、そこで止まっていては、長くて7年くらいしかアマチュア無線をやらないと感じます。早い人だと、3年で飽き『5年後の局免許の更新』をせずにコールサインを流してしまう方が多いのがもったいないですね。

【写真:AWARD Master(JAM)を目指してみませんか】
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アマチュア無線は、もはや『デンキのホビー』ではありません。
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かつては『電気の趣味』の要素が強かったアマチュア無線です。

 

確かに、資格所得に必要な試験は『無線工学』と『電波法規』があります。

しかし、何級の資格を取ろうが『大事なのは、開局後の運用の中身』です。

アマチュア無線界は『資格試験』くらいしか『体系的なプログラム』がなく、

メーカーも販売店も『教育システム』をほとんど作っていません。

せいぜい『ビギナー向け運用セミナー』程度です。

 

なんで『AWARDをやらんで、何やって遊ぶんや?』を誰も問わないのが不思議です。

 

私が、常々『3アマ的運用』を提唱している、

3アマ的運用は・・・

3アマの運用とは『似て非なり』です。

 

私がやっているのは『3アマ的運用にスケールダウンしているだけ』で、

とはいえ、この『3アマ的運用』を実践的にやらないと、

3アマの運用で『ここまでできるのだぞ』という実証実験にもならないからです。

 

3アマ的運用で『DXer』になるのは、かなり難易度が上がります。

 

本気でDXerを目指すなら・・・

 

・最低でも、第二級を取得し

・200Wの免許を下ろし

・Digitalモードを軸に

・時間があれば、PCを見続け

・デコードできた局は、ひたすら呼び続ける

 

できますか?。

 

私は、AWARD Masterを目指しています。(今はブロンズで下っ端です)

実際、何級の資格を持とうが『AWARD』や『コンテスト』をやらない人は、

ほとんど『早かれ遅かれ、飽きて無線から離れていく』ものです。

 

多くのDXerは『海外のAWARD』とりわけ『ARRLのDXCC系』をやっています。

 

実際に『3アマ的運用』で頑張ってみたとて、

所詮は50Wの運用ですから『半径10,000km』を飛ばせて、やっとこさです。

半径10,000km圏内には『100エンティティ』はありますが、

かといって、どのエンティティからも、

常に電波が出ていて、常に交信のチャンスがある、とは言い切れません。

 

なぜなら、ムセンをやっている人が、まったくいない地域もあるからです。

 

そんな『無人?エンティティ』からの運用は『ペディション』頼みになります。

今は、ハイバンドのコンディションも上がっていますから、

タイミングよく、50Wで珍局、珍エンティティのペディと、

交信できるチャンスはあります。

 

でも、強烈なパイルアップに加え、FT8ならではのテクニックも必要でしょう。

 

50Wで、どの程度のエンティティとCfmできるでしょうか。

私は『せいぜい、150~200エンティティ止まりじゃないか』と実感しています。

 

第二級の200W局でも『平均点は200~250エンティティ』くらいです。

 

3アマ的運用でも、オナーロールは『絶対無理』とは言いませんが、

そこを最終目標にして『時間を浪費するのは、もったいない』と思います。

DXCC系の海外アワードをやるなら『やはり第二級・200Wは必須』でしょう。

そもそも、200Wの局免許状を額に入れて壁に飾る程度の自己顕示欲なんざ、

所詮は『恰好をつけて、体裁を整えた程度』に過ぎません。

 

しつこいですが、本気でDXやるなら200Wは最低限ともいえます。

 

▲JAを含む『アジアの30エンティティとQSOしCfm』が条件のAXDA。思ったより、難易度が高いですよ。

 

3アマ的運用は『電気の知識』より『知恵と工夫』で『文化的趣味』です。

 

みんな、24時間365日『平等』にあります。

また、今のアマチュア無線は『Digital』が中心です。

かつてのPhoneやCWは『よほどコンディションがよければ』になりつつあります。

 

Digitalに多くが『移行』している『事実』を『認識』すべきです。

 

50W以下の『3アマ的運用』は『半径10,000km圏内のDX』と、

これまた対局的ですが『半径1,000km圏内の国内』の『両方』をやるのです。

また、QSLも『もらいっぱなし』ではなく、

ハムログ等でCfmして『きちんとデータベース化する』ことです。

その『データベース』をもとに『めんどうくさい』かも知れませんが、

せっかく会員になっているJARLのAWARDをやってみましょう。

 

・AJD

・JCC

・JCG

WASA-HF

・ADXA、ADXA-Half

・AJA

 

これらを『バンド』や『モード』の組み合わせを変えて、

チャレンジしていけば、JARLのAWARD Masterくらいは狙えます。

やるなら、そこそこ難易度の高い『AJAリスト』を最初から用意しましょう。

▲複数のバンド(2つ以上のバンド)を用いて、

 市郡区の合計が1,000を超えると、AJAの台紙がGetできます。

 3,000までは500ずつ、それ以上は250ずつステッカーを発行してもらう。

 

AJAとは『ALL JAPAN AWARD』の略です。

 

・2つ以上のバンドを使い

・JCC、JCG、KUを『まずは1,000』やる

 

あたりまえですが、144MHz帯と430MHz帯の2バンドでは、

相当に難易度が上がります。

 

・7MHz帯を軸に

・3.5MHz、1.9MHz帯

・夏場は18~430MHz帯(1,200MHzも)まで

 

使えるものは何でも使う。

 

・特記は、なるべく付けない(特記を付けたら、その分だけ難易度が上がる)

・県外移動(旅行や出張時の交信も有効)も『目標』に活かせる

・興味がないのと、やり方がわからないのは別物を知る

 

ハムッて2アマの諸氏も『HFに出る(=7MHzに出る)のがやっと』の人も多々。

 

要は、資格要件を満たしていても『中身が4アマ、3アマ』で『無目標』だと、

いつまで経っても『デンキの趣味』の域を出ません。

かつては『理系の趣味』でしたが、

これだけDigitalモードへの移行が進んだ今は、

理系より、むしろ『文系の趣味』の要素が増え、

そのスキルアップが『モノを言う』のです。

 

3アマ的運用は『知恵と工夫の見せ所』でもあります。

 

電気の知識は、あるに越したことはありません。

しかし、Digitalモードの移行が進み、

遠距離通信が『身近』になっているため、

交信局数が飛躍的に増え『事務処理能力』の有無が、

この趣味を、長続きできるかどうかのカギを握っている、

私はそう感じています。

 

だからこそ『ダンドリ』なのです。

ダンドリ抜きで一足飛びは、あり得ません。

 

▲4桁のグリッドロケーターで異なる100局とのQSOでCfmを得る。

 これだと、BYやYBの『モグラたたき交信』も楽しくなってきます。

 

AWARDって、どんな風にやればいいのか・・・は、

JARLサイトの『アワード紹介』ページを参照してください。

▼こちら▼

アワード紹介

 

・AWARDの申請書

・QSLのリスト

 

これらの書類の書き方も『慣れれば、カンタン』です。

 

私は、まずはAWARD Masterを目指されるのを、

ハムライフのステップアップのひとつとして推奨しています。

 

今に満足してしまえば、成長が止まります。進歩も発展もありません。

 

・何のためにCWを覚えるのか

・Digitalモードに移行するのか

・どうしてアンテナをグレードアップする必要があるのか

・なぜ、50Wで満足できず200Wを目指す局が多いのか

・長年、アマチュア無線を続けている局は、どんな遊びをしているのか

 

健全に『自己顕示欲を満たす』のが長続きの秘訣だと思っています。

 

今後、アマチュア無線界は『理系』や『デンキ』ではなく、

文系で事務処理能力を発揮した『文化的趣味』に変革するでしょう。

カルチャー系の趣味に変化しているのを気づくべきと思います。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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