【写真：たまたま乗ったタクシーを会社オーナーが運転していたらびっくりするだろうな・・・】
ＭＫグループの『東京エムケイ』社長（オーナーの次男）が、駅員暴行事件（本人は現行犯逮捕）を起こしその責任を取るためにオーナーの青木定雄オーナーが『運転手からやり直す』と自らを降格させて再出発するとの報道がありました。京都人の私は、もともとＭＫに対していい印象を持っていなかったのですが『集客』をテーマにした現在の職業を起こして以来、考え方が変わりました。ＭＫの歴史は『叩かれまくりの歴史』でもあり、少々のことではへこたれない会社です。次男坊の不祥事で『オーナーから運転手になる』という異例の謝罪は、グループ従業員や顧客、社会などに対して原点の姿を見せることで、息子の更正を促しているようにも見えますね。いろいろ言われる会社ですが、京都の元気な企業ぶりを見せてほしいな・・・と思います。
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◆ＭＫを研究するとおもしろい発見が多々あります♪
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京都のＭＫタクシーのお話が大好評でした。たくさん
のメールやお電話をいただきありがとうございます。
ところで、タクシーが１日にかかる経費をご存じ？
１日で７,０００円の経費がかかる
要するに７,０００円以上の水揚げがないと赤字なん
ですね。加えて、ＭＫの場合は１車１人制。車両は、
社内リースで保険から何から全てドライバーの負担。
まさに社内個人タクシー制度だ
水揚げに対する分配は、会社がロイヤリティーとして
１０％程度を取り、残りはドライバーが受け取る。そ
の中から、保険・燃料・油脂類・その他経費と自分の
給料までまかなう仕組みになっているんです。
タクシー業界のFC（フランチャイズ）ですね
ドライバーはＭＫの看板で仕事をこなし、登録顧客の
要請で無線配車され『実車率』を上げています。だか
ら昔のような『くもすけ根性』では勤まらないんです。
朝礼がまたすごい！
大半の社員が『乗務員』なので、全員を会社に集めて
朝礼などはできませんよね。そこで登場するのが『タ
クシー無線』なんです。社長自らが無線のオペレート
ルームに入ってマイクを握り『おはようございます、
ＭＫの○○でございます』と始めるんです。
実車中だったら乗客まで聞かされてしまう・・・
朝の早い時間にこんなことまでやって、乗客も一緒に
ＭＫの朝礼や社長訓示を聞く・・・。さらに、社長は
社用車を持たず、自分ところの会社の営業車（つまり
タクシー）を使うんです。態度や接客がなっていない
ドライバーに当たると『すみませんが、ＭＫの本社に
ちょっと寄ってくれませんか』と会社に車をつける。
誰や、このドライバーの直長はっ！
いきなり会社に乗り込んで、管理職一同を集めて、そ
の場で指導するんです。
あいさつだけで２０年かかったとか・・・
タクシーは接客が第一の商売で、基本は安全に早く、
快適にお客さんを目的地にお送りすることなんですね。
いろいろ言われているＭＫですが、基本に忠実に、利
用客が喜ぶことを考えて商売をやってきたということ
なんですね。均一料金があたりまえの時代に、割引を
制度を導入したり、タクシー以外にもボウリング場や
ガソリンスタンドを経営したり、近年ではファイナン
シャル事業まではじめているこの会社・・・なかなか
おもしろいと思いませんか？
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▼さぁ〜現在の日本国全体の財政赤字はいくらかな？
http://ueno.cool.ne.jp/gakuten/network/fin.html
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谷口集客技術研究所・谷口肇司（Taniguchi-Tadashi）
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