●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

★ビジネス・コミュニティの作り方を考える

jf3tbm2005-07-21

【写真:先日もラジオ放送で『起業するには・・・』というお話をしました】


今までと同じ売り方をしていたら、どんどん『負け組』に転落していきますね。どうしても安売り競争に巻き込まれますから利益も減ることになります。当然ながら『収入が減る』んです。それでいいのでしょうか・・・。アメリカでもそうなったように、製造業は空洞化しサービス産業がどんどん盛んになります。その過程にコンビニエンスストアや大手飲食チェーンがめちゃめちゃ増えています。そんな中でも、人の心をガッチリ捉えていれば売上は低下しないしリピート率も高くなります。典型的な『勝ちパターン』の有力な武器として『店や企業のコミュニティ』があり、各地でいろんな交流会が盛んに行われています。私も1週間の半分は各地の交流会に顔を出しますが『本当に出席すべき社長さんの顔が少ない』と思います。なぜなら、万年不況の昨今ですから好調でない企業の方が多いんです。仮に利益が出ていても債務超過になっている会社がほとんどですから、会社組織で一番お金を持っているはずの人(社長)が社内で一番貧乏だったりするんですね。サラリーマンもうかうかしていられません。企業は生き残りをかけてどんどんリストラを進めています。一生安全な職場なんてどこにもありません。サラリーマンも『生き残り術』を持っていないと現実に厳しい状況に陥ったとき、途方に暮れるかもしれないのです。これからもっと厳しい状況に入りますから、何かアクションを起こさないと挽回は難しいでしょう。勘のいい人は『交流会』などで『お客さんの囲い込み』を思いつくのですが、ある程度の人間心理を読んで仕掛けていかないと失敗します。各地の交流会を開催したり出席している私の経験値に基づいてお話します。


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◆酒宴の場の人脈をビジネスに生かすのは至難の技だ
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あちこちで『異業種交流会』が開催されています。簡
単に言うと『ビジネスマンのコミュニティ』といった
ところでしょうか・・・。




コミュニティはいいが狙いがぶれているのが多いな…




私も過去いくつものコミュニティやらクラブやら交流
会を作っては潰し作っては潰しを繰り返してきました。
そんな経験をもとに敢えて苦言を呈するならば・・・




宴席になってしまうと後がなかなか続かない




極端にいうと『宴会』が交流会の目玉になると早晩潰
れるんです。少人数ならばまだしも大人数で生ビール
をジョッキでグビグビやっているとこれはただの宴会。




ビジネスマンの交流会の目的とは一体何か?




1)顧客の開拓
2)顧客のフォロー
3)ビジネスパートナーの発掘
4)コストダウンの手法探り
5)集客の手法探り
6)セールスの手法探り




ざっとこんなもんである




一番多い異業種交流会のパターンは、60〜90分の
講師セミナーのあと懇親会と称した宴席に移るもの。
セミナー&懇親会込みで3〜5,000円の会費。




このパターンが一番集客しにくいんですね




参加者の立場もまちまちで、講師も『どのあたりに』
ターゲットを絞っていいのかわからず、結果的に中途
半端な内容になってしまうんです。




原因はアフターの宴会にあると思う




宴会の人数確保が優先するために、ターゲットが絞れ
ない。あるいは会場費を工面するために頭合わせが優
先されるケースが多い。




淀川の河川敷に車で来いという交流会を何年も続けた




参加費は500円で勉強会のスタイル。車で来るから
当然ながら飲酒厳禁。家族は退屈なのだが家族ぐるみ
での参加が多く、ピーク時には100人を超えた。




金銭的負担も少ないと出席率が格段に上がる




案外中小企業の社長が多かったのもこの価格帯なんで
すね。よくよく考えてみると、中小企業の社長はその
会に対しての『計算』をします。仮に2千円の勉強会
があって2千円の書籍以上の収穫があるかどうか。




たいていは書籍には遠く及ばない




500円から1000円だと、大した気づきはなくと
もとても得をした気分になるらしい。逆に3〜5千円
の規模では『可処分所得に余裕のある人』しか集まら
ず、どこかツメが甘くなってしまう。




真剣に勉強する人ならば会費は3〜5万円を集める




500〜1000円の会で100人を集め、その中か
ら本気でやる人を3〜5人を掘り起すのがセオリー。
ただ単純にコミュニティの居心地のよさを追求するな
ら会費は徹底的に抑えるのがいい。




人が増えすぎてターゲットが絞れなくなったら・・・




そのときは『分科会』方式をとります。分科会の方式
をとり、メンバーの中から役割分担を決めたり講師を
選んだりすると講演者確保に悩ませることがなくなる。




全て自前で調達できるようになる




いずれにせよ、よほど人間関係ができていないと、酒
宴の場で知り合った人とビジネスへの発展は難しい。
なぜなら、大半が翌日には忘れているからだ。
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