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道楽、世間批評、いろいろと・・・。

★コミュニティFMとリスナーが無線通信で大地震に備える

jf3tbm2005-09-04

【写真:災害時の情報伝達に本格的に乗り出した『FMマザーシップリスナー』が開設した『いなむらの輪』設立総会(2005/7/8)】


和歌山県有田郡湯浅町コミュニティFM放送局『FMマザーシップ』(坂口緑社長)とそのリスナーが自主防災グループ『いなむらの輪』を開設した。南海・東南海地震に備え、今年の7月に設立総会を行い、災害時に無線通信とFM放送の連携を行う。阪神・淡路大震災などでアマチュア無線の有効性が認知されているが無線人口のすそ野が広がらないことが大きな課題になっている。私もアマチュア無線を開局して30年近くたつが、無線のおもしろさや魅力をブログを通じたPR活動で愛好家や未経験者にも参加を呼びかけていきたい。<FMマザーシップ:http://www.fm889.net/


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◆大阪の東雲倶楽部(JL3YIQ)も知ってくださいね♪
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災害時にアマチュア無線は電話などと比較して非常に
良好な通信状態が保てます。阪神・淡路大震災では、
私のグループや仲間も兵庫県下各地に無線機や救援物
資を持ち込み復旧活動に参画しました。




タオル1本運動というのもやりました




アマチュア無線を通じて、被災地に『タオル1本ずつ
贈ろう』という活動でした。これは非常に反響を呼び
無線仲間からその家族、職場関係者へと波及しました。




数え切れないくらいのタオルがどんどん集まりました




震災以後、日本アマチュア無線連盟(JARL)が災害時
の非常通信実施要領や訓練要領を策定しましたが、全
国各地の無線クラブでの訓練がまだまだ不十分なのが
現状です。




無線要員の減少と高齢化が著しいのです




平成15年4月、私たちは大阪で『東雲倶楽部』とい
アマチュア無線の社団局を開局し、普段は『プルタ
ブ回収で車椅子を贈ろう』という人的ネットワークを
構築し、非常時の助け合いの基盤を築いています。




車椅子の寄贈は3台目をクリアしました




現在、すでに大きな人的ネットワークが構築できてい
ますが、今後はアマチュア無線の有益性を広く訴え、
人的ネットワークの中からアマチュア無線の愛好者や
未経験者から無線従事者を発掘したいと考えています。




免許・資格不要の無線もあります




近距離の連絡、学校や地域でのイベント、複数の車両
でのドライブやツーリングなどでも大きな威力を発揮
する『特定小電力無線』の普及も含めて、無線の活用
によって、多くの人命を救う可能性があることを、具
体的な事例を見せて幅広く訴えたいと思います。




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http://d.hatena.ne.jp/jf3tbm/20041025




今後の課題は・・・




基地局の設置と、メンバーの発掘と訓練です。基地局
に集まるまでの時間を確認したり、通信状態のよい場
所を探して、臨時の基地局を設置します。今後は、無
線の未経験者にも活用方法を指導して、今後の後継者
の人材育成にも力を入れたいと考えています。




さらに、広域な連携もあるんです




冒頭に出たFMマザーシップの自主防災グループ『い
なむらの輪』ともアマチュア無線を通じた『定期通話
実験』や、非常時における相互間の物流ルートの確保
なども本格的に乗り出します。




問合せは、下記メールアドレスまで・・・




※関連記事:http://d.hatena.ne.jp/jf3tbm/20050903/
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谷口集客技術研究所・谷口肇司(Taniguchi-Tadashi)
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