広告代理店大手企業に臨検調査が入っている。過去にも過労自殺があり、是正勧告があったにも関わらず『実態としては何も改善されていない』ことが浮き彫りになった。広告屋経験がある者としては『広告代理店なんてそういうもの』。親が言うままに進学し『大手広告代理店に就職』となれば、親は鼻が高かっただろう。ここに『落とし穴』が潜んでいる。親も、広告代理店勤務でハードな職場が認識していれば『話は別』だが、ほとんどの親御さんは『広告代理店の実態など全く知らない』。知らない職場に『どんな落とし穴があるか』はわからないが、どんな職場にも入社してみないとわからないことがある。期待通りのレールに乗ったと喜んでいないで『過度の期待』や『プレッシャー』をなるべくかけないことも大事だと思う。
【写真:どういう選択をするか・・・】
あなたに質問である。
ここに分かれ道がある。
1、右は、道はきれいに見えるが多くの『這い上がれない落とし穴』がある。
2、左は、道は『ぬかるみ』だが落とし穴はない。
さて、どちらを選ぶだろう。
私なら『ぬかるみ』を選ぶ。
落とし穴に落ちたら這い上がれない。
すなわち『死』を意味する。
ぬかるみの道は歩きにくいが、
足が汚れるだけである。
足が汚れたら洗ったら済む。
過労自殺をした社員は、
それなりのサインを出していた。
親は、そのサインを見逃してはならない。
かといって過保護もいけない。
就職のときに『落とし穴』と『ぬかるみ』の話はしておくべきだろう。
この『たとえばなし』は、
戦時中に軍隊に入隊するか悩んでいた青年商人に、
商売の先輩が『死んだら終わりや』と説得した話だ。
さらに、この青年商人には奥さんがいて、
商売の先輩は『あんたも止めなあかん。
あいつが戦死したらあんたは後家や』と。
子供が先に逝くのは最大の親不孝だ。
職場がイヤになって辞めても、
多少は履歴書が汚れるだけで、
名門校や国公立卒で年齢も若かったら、
いくらでもやり直しがきく。
しつこいが、ぬかるみで足が汚れたら洗えば済む。
広告代理店や、その関連業界は、
みなさんが思っているよりハードで『ブラック企業』だ。
昔のように『おもしろいプロジェクト』を『全員で取り組む』時代は、
いくら深夜に仕事が及んでも『仕事自体が楽しい』から、
決して、過労自殺してやろうなど考えもしない。
亡くなった方には悪いが『本人も親御さんも世間知らず』だろう。
まぁ、当該企業は『新入社員』には、
いろいろ余分な仕事を与える。
飲み会でも『そこらへんの飲み会』とは異なり、
会場の手配、司会、景品、アトラクションはもとより、
飲み会が終わったあとの『先輩社員の駄目出し(反省会)』が、
通常業務に加わる。
線の細い子は、正直なところ『苦痛』だろう。
何度も書いているが、
今の企業は、先輩社員とて、
目の前の自分の仕事をこなすので精いっぱい。
全員で新人を育てる余裕などない。
昔話で恐縮だが『先輩が後輩を育て上げる意気込み』が過去にはあった。
今、そんな企業があるのだろうか・・・?
親の期待やプレッシャー、
過保護に育てられて、
会社に文句すら言えない。
冷静に考えたら『死ぬほどイヤな会社なら辞めたらいい』。
辞めたらバツは悪いが死ぬことには至らない。
仕事は大事だが『たかが仕事』である。
たかが仕事で精神疾患になる人もいるが、
そこまで重症になるなら辞めればいいのだ。
履歴書は汚れるかも知れない。
しつこいが、汚れたら洗ったら済む、それだけの話じゃないか。
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※知的刺激の材料として活用いただくために、
あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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