●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●引き出しが多いだけでは『便利屋』止まり。

趣味のアマチュア無線ライセンスフリー無線を例に、話を進めたい。よく『私は430MHz帯のFMオンリーです』という局と出くわす。確かに、UHF帯での電波伝搬ルートを探るために日々努力をしている局は素晴らしい。だが『とっくの昔に「こういう飛び方をします」』というのが専門誌やインターネットサイトで見られるのを『なぞっているだけ』では『5年も経たないうちに飽きがくる』。聞けば『ハンディ機1台で頑張っています』という。私もハンディ機1台から開局し7年間、同じハンディ機を使い倒したから『気持ちはわかる』。でも、やはり『一つ上』くらいは目指さないと、原点から脱皮できず『いつまでも原点』に留まってしまう。
 

【写真:せめて、カンタンなアワードくらい狙おう】
 ※簡単なコンテストのQSOパーティ。12年で完成するマラソンAWARDだ。
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◆要は『切れるパイが増える』のを目指すのが大事。
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引き出しが多い・・・知恵がある、そんな比喩である。
 
私も広告屋時代に『あなたは引き出しが多いですね』とかよく言われた。
引き出しが多い・・・要は『それだけの経験値がある』だけ。
それをうまく使って『切れるパイが多いか』が大事。
 
・切れるパイを使う=実務に落とし込む=実行、行動
 
ライセンスフリー無線しかやっていない人や、
アマチュア無線でイヤな思いをして、
ライセンスフリー無線に身を潜めている人が多数いる。
 
単純に、局数を比較してみると。
 
アマチュア無線局:400,000局弱/総合通信局免許局数
ライセンスフリー無線愛好家:2,000局強/国内把握数(概数)
 
たった2,000局とすれば、国内10エリアで割れば、
各エリアには平均200局程度で、
ロールコールのチェックイン数と、ほぼ一致する。
 

・趣味の一環として『切れるパイ』のひとつでフリラーなら、いいと思う。

 
ライセンスフリー無線が『盛り上がっている』というが、
それは『ライセンスフリー無線界側の見解』で、
やはり、趣味人口が多いアマチュア無線の方が盛り上がっている。
 
『どこがですか?。雑音しか聞こえないじゃないですか』とも言われる。
 
▲せめて、自分の出たい周波数のEs発生状況くらい把握しておこう。
 
▲国内で4か所の観測地点がある。
 
▼Es発生状況が定期的に更新される▼
 
それは『フリラー目線』だから『どこで盛り上がっているか知らないだけ』。
私も『食わず嫌い』だった『FT8の運用』を始めてみたら、
雑音としか聞こえない中に可聴周波数外の信号をPCが解析してくれる。
 


FT8の周波数には『わんさか』と、海外からの交信が飛び込んでいる。
 
今は『太陽活動のボトム期』だからphoneで飛ばそうにも限界値が近い。
さらに、SSBより『有利』と言われるCW(モールス通信)でも聞こえない。
聞こえない雑音の中に、海外からの信号が飛び込んでくるのだから仰天だ。
 
ライセンスフリー無線の種類は・・・。
 
1、市民無線(27MHz帯・0.5W・AM・外部アンテナ(以下ANT)不可)
2、デジタル簡易無線(351MHz帯・5W・デジタル・外部ANT可)
3、デジタルコミュニティ無線(140MHz帯・0.5W・デジタル・外部ANT可)
4、特定小電力トランシーバー(422MHz帯・0.01W・FM・外部ANT不可)
 
遠方へ飛ばせる順に並べてみたが、やはり『切れるパイ』は少ない。
 
アマチュア無線の場合は、周波数も多様である。
例を挙げればHF(短波帯)。
 
・1.9~3.5MHz帯:冬場の夜間
・7MHz帯:季節問わず昼間は国内、夜間は海外
・10・14MHz帯:季節・時間帯によらず国内外。国際バンドのメイン通り
・18MHz帯:14MHz帯に次ぐ、国際バンドのメイン通り
・21MHz帯:太陽活動のボトム期は寂しいが、それでも国内外できる
・24MHz帯:太陽活動のボトム期は寂しいが、それでも国内外できる
・28MHz帯:太陽活動のボトム期は寂しいが、それでも国内外できる
 
ここに、phone、CW、FT8のモードを加えたら、切れるパイが増える。
 
 
コンデションが悪かったり、マイクトラブルに見舞われると、
430MHz帯オンリーなら『運用がままならない』。
ライセンスフリー無線と併用したとて『運用者が少ない』から、
CQを出して呼べど叫べど『ボウズ覚悟』で『発声練習』や『素振り』。
狭い世界で縮こまっていると『今日もダメか・・・』と萎えてくる。
 
ここでHF(短波)の運用ができると・・・。
 
ボウズ覚悟など『まず、ありえない』。
PCをつないでFT8の運用や、
CWを身につけ電鍵をつないで『違うモード』で運用すれば、起死回生。
 
▲流行りの三脚載せ状態のIC-705。FT8の運用時の視認性はいい。
 
大げさに聞こえるかもしれないが『あぁ、充実した1日だった』となる。
 
 
これは、主に海外局との交信結果を国際的なLogに掲載したもの。
 
 
今は、フィールド運用での電源装置を組んでいる。
 
自宅での運用は『住宅事情』で『限界』がある。
FT8の運用には『PC』が欠かせない。
現在、使っているPCは薄型のノートPCだがバッテリーがNG。
無線機とPCの両方を運用するには『そこそこ』の容量がいる。
 
昔から移動運用定番の『軽四用バッテリー』を入手した。
 
重量は10kgほどあって『クソ重い』のが難点だが、
運搬用に『捨ててあったキャリーカート』を拾ってきて磨き上げた。
ここに軽四用バッテリーなどを積んで、近所の公園から運用する。
 
・軽四用バッテリー
・DC-ACインバーター(MAX240W)
・3Aの安定化電源(12V→100V→13.8V供給)電源ブースター代わり
・ノートPC
・無線機(IC-705)
 
これだけをフィールドに持ち出せば『自宅並み』の運用ができる。
 
さらに、気分転換にライセンスフリー無線も加えたら万全。
まぁ、あれもこれもというのは『多趣味は無趣味』に近づくが、
自分は『いったい、何がしたいのか』が明確ならば無趣味にはならない。
 
 
スポラディックE層の観測データもPCで確認できる。
 
大事なのは『自分の遊び方を知っているか』だ。
また、その遊びの『切れるパイがどれだけあるか』。
ここに『有意義な時間の使い方』が現れる。
 
どんな趣味も、あるいは仕事でも『切れるパイが増える』のは大事だ。

今日も読んでもらって、毎度おおきに!!
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#消費税ゼロ #アマチュア無線 #デジタル簡易無線 #DCR #フリラ無線










































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