●OTA(On The Air)

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●アマチュア無線家の人口減少って言うけれど・・・。

ピーク時との比較では『激減』だ。かといって、私のような『1人の無線家』が『これは問題だ!』と騒ぐようなことではないと考えている。そもそも、ブームなんて去るものだ。
 

【写真:私の開局当時(1977年)と、今のアマチュア無線人口は、同水準】
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◆激減だぁ~っと騒いでいるのはJARLだけではないか?。
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現在と私が開局した1977年当時では、
アマチュア局数は『ほぼ同じ』である。
約30年前のピーク時は140万局で、
ざっと100万局減少した勘定だが、
 
その多くはケータイでコト足りた人たち。
 
むしろ『バンド内がスッキリして静かになってよかった』と、
感じる人もけっこういる。 
 
よく『最近の430MHz帯は静かになった』と聞く。
いやいや、全アマチュア局数が、今とほぼ同数の1977年当時なんて、
430MHz帯は『近隣の連絡バンド』で、
使っている局もかなり少なかった。
 
どうかすれば今の1,200MHz帯の方が多いのではないかと思うくらいだ。
 
今はレピーターなんて普通だが、
1977年当時にアマチュア用中継局は許可されていなかった。
だがPLL式の430MHz帯RIGが売れ始めると『水晶式RIG』は中古市場に流れ、
それを2台買い『私設レピーター』を作ったものだ。(当時は違法行為)
 
TR-8300は違法私設レピーター用に中古市場でよく売れていた。 
 
 本題から離れたが、当時と現在は『モード』も増えている。
特にデジタルモードが普及し『バンドの有効利用』が進んでいる。
ニューカマー局はびっくりするかも知れないが、
『かつてFMは40kHzセパ』で運用。その後『ナロー化』が進み、
 
現在同様の『20kHzセパ』に落ち着いた。 

また、DVモードだと10kHzセパでも運用され、
さらにバンドの有効利用が加速している。
かつて、7MHz帯が『100kHz』しか許可されていなかった当時と比較すれば、
 
今は『あのやかましい7MHz帯が、静かになった』とも感じてしまう。 
 
ご存じのとおり、私はHFでの運用の90%がFT8になった。
ここで大事なのは『開局当時との比較』。
私的な比較であるが『1日あたりの交信局数は「今の方が多い」』のだ。
こうやって見ると『激減?、どこが?』と感じてしまう。 
 
まぁ確かに、144MHz帯や430MHz帯の運用局数は減った。
 
また、運用者の高齢化もあり『運用時間帯』も夜から昼間にシフトしている。
もっと言えば『運用局数の多いところに集中している』ともいえる。
 
かといって『何も悲観することはないんじゃないか』と思うのだ。
HFに目を向ければ『たった3kHzの占有』であるFT8のスポット周波数には、
『うんざり』するくらいの運用局がいるのだ。
 
また、新興国の局数は確実に増えている。 
 
私が開局した当時、せいぜい毎日3~5局程度の交信局数だったのが、
今は『たった15分の運用』でも1分1局から2局の交信も実現している。
毎日、出勤前にFT8でCQを出しているが、
1か月ちょいで500局とのQSOも実現し、
AJDなどすぐに完成し、早くもJCC-100はクリア。
 
休日には、家の用事をしながら50局くらいは楽に交信できている。
 
FT8の交信って何がおもしろいの?とか聞かれるが、
交信そのものに楽しいも何もない。
とはいえ、自分の電波が海を渡ってアメリカまで届いて交信成立したら、
 
やっぱり嬉しいものだ。
 
60%がeQSLで届き、名前や住所、JCC、JCG、AJA、GLなどは、
カードを見たらわかるのだし、
 
・交信時に送ってもらうのか
・交信後のチェックで把握するのか
 
『いつ、ログに記載するか』が時間シフトしただけ。  
 
1stQSOは『あっさり』でいいと思う。
ならば『+09』『RR 73』でも十分。
味気ないといえば『それまで』だが、
アマチュア無線の楽しみ方は『交信後』にも残っている。 
 
ちょっと『事務処理』ができれば、交信後の楽しみも『遊び方』のひとつだ。
 
ログ帳の進捗状況を見たら『昔より交信ピッチが速い』。
私は『活動の証』としてAWARDを残していく方だが、
これも『開局時より、ペースが速い』。 
 
こうやって考えれば・・・
 
『一個人局が、日本のアマチュア無線界を心配するほどのことはない』と、
感じる。FT8のような、究極のラバスタQSOが性に合わない人は、
じっくりCWやPhoneで楽しめばいい。 
 
どうあれ『いるところには人はいるもの』。
 
また、現在のアマ局数は1977年当時と同じ水準。
まぁ、高齢化社会で『局数は減る一方』なのは間違いないが、
海外に目を向ければ『新興国』も期待でき、
世界一の雑魚と呼ばれるUSA、AFを邪魔するEU諸国も含めれば、
 
『悲観視する必要はほぼない』。
 
昔と比較すれば、無線機も高性能化して運用モードもバンドも広がった。
せっかく手にしたアマチュア無線の資格。
是非とも『グローバル視点』で、長く続けていただければ嬉しい。
決して悲観することはない。
 
JARLが『勝手に悲観視しているだけ』なのが『本質』と考えている。 
 


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