買い物をやめようと思ってもやめられない状態あるいは現実逃避している状態であれば、それは『買い物依存症』の疑いがある。日常のストレスや不安を解消する方法に『買い物』という手段を使うことが多くため、専門医によると女性に多く見られる依存症だという。まぁ、男女差はさておき、買い物依存症で特に怖いのが借金を作ってしまうこと。依存状態が悪化すると、少額の買い物をしただけでは満足できなくなる。高額なブランド物の洋服や宝石などを購入するようになり、毎月のクレジットカードの返済で借金を作ってしまうケースも珍しくない。家族や友人を巻き込んでしまう危険性も。
【写真：何かが満たされないから、買い物スパイラルに陥る】
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◆帝王学を取りながら、趣味界での承認欲求が満たされないから、だ。
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買い物依存症とは『買いたい』という衝動的な欲求で、
必要のないものの購入を繰り返してしまうプロセス依存の一種。
買い物依存症の人は『買う』行為で、
ストレスや寂しさを紛らわせようとする傾向がある。
買い物依存は、購買行動後に後悔してしまうことが多く、
にもかかわらず『欲求』が止められず、
より強い刺激を求めて何度も購買行動を繰り返してしまう。
無線などの趣味は『～沼』という言葉で片付けられるが・・・。
５、現実逃避で、さらに衝動買いを繰り返す
買い物依存による影響で一番大きなものといえば、
やはり借金を作ってしまうことだ。
クレジット決済であっても『一時的な借金（短期借入金）』だ。
買い物依存症になると自分の意思で、
行動をコントロールすることが困難になり、
ついつい購買行動を続けてしまう。
次から次へと、似たようなスペックの無線機を買ってしまう・・・。
さらに、依存症の特性として、
購買行動を続けることで感じる快楽は徐々に弱くなっていく。
そのため『さらに強い刺激を求め』、
より高額なものを購入したり、購買頻度を増やしてしまう。
買い物依存症はプロセス依存の中でも、
ギャンブル依存症と並んで経済的負担が大きい依存症だ。
初めは自分の生活費を切り崩しながら、
購買欲を満たすが『貯金が底をつく』と、
購買行動を続けるために借金をし始める。
初めは、クレジットカード決済やキャッシング機能を使うのがパターン。
上限額に達するとまた別のクレジットカードを作り、上限額まで使う。
それでも足りない場合は、銀行カードローンや、
消費者金融から借り入れしてしまう。
一度借金を作ってしまうと・・・
借金に対するハードルが低くなり、
どんどん借り入れを繰り返してしまう。
もっと恐ろしいのは『買い物依存症』がトリガーになる病気だ。
快楽を感じると『脳内ではドーパミンと呼ばれる快楽物質が分泌』される。
ドーパミンは人間の意欲や歓びに関係している物質で、
本来は人間の活動を促進させるためのご褒美として、
大きな役割を担っているホルモン物質。
ほどほどなら、いい刺激なのだが・・・。
しかし、何か（例えば、趣味の無線）に依存している状態だと、
その依存行動をとったときに、
ドーパミンが『過剰分泌』されるのを欲しがり君は知らない。
大量にドーパミンが分泌され過ぎたら・・・。
今度は脳がドーパミンの受容体の数を減らす。
ついには、これがトリガーとなって、
うつや無気力状態を引き起こすというわけだ。
買い物依存の場合で説明すると・・・
高価な買い物をして極度な快楽を感じた後に、
ドーパミンが過剰に分泌され、
それに反応した脳がドーパミン受容体を減らすことによって、
買い物後に意欲・関心の低下と大きな後悔を残す。
さらに、買い物依存症だけに限った話ではないが。
依存症全般に言えることだが、
一度依存症になってしまうと脳は強烈に快楽や刺激について記憶する。
ゆえに、買い物依存症を克服できたとしても、
またほかの対象に依存してしまうことがあるのだ。
欲しがり君の消費行動を観察をすると・・・。
最後に近い『依存を表す「逃避的な買い物」をしている状態』だ。
現実で嫌なことがあったり、ストレスがたまると、
現実から遠ざかろうとして買い物で快感を味わおうとする。
この段階に至ると・・・。
買いものが人生の目的であるかのような行動を繰り返すようになる。
そして、自分の意思では購買行動を、
なかなか止められないようになってしまっている。
欲しがり君が買い物依存症になった原因は『ただの承認欲求』である。
高価な無線機が『飾り兼短波ラジオ』と化すのは、バカげているぞ。
無線機をたくさん持っているくせに『CQ出すのは怖い』とかいう。
なんのために、大枚はたいて無線機を買うのか、
その神経がわからないのである。
