●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●自己顕示欲では、趣味は続かないと思います。

収入以上におカネを遣ってしまう理由を『ひとこと』で片づけると『顕示欲があるから』です。人がモノを買う理由のひとつに『見せびらかし』があります。つまり、人がモノを買う理由には『他人に見せびらかしたい』『他人からよく思われたい』という欲求があるからです。

【写真:承認欲求のうちは『欠乏欲求』を知るのが大事です】
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◆今のアマチュア無線界を構成する人の2/3は『背伸び』している。
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・ケチだと思われたくない

・見栄を張って、高価なRIGとアンテナを並べたい

・最新型の無線機を持っていたい

・第四級、第三級では『恰好悪い』から、せめて『第二級以上の資格』を欲しい

・アイボール会で見せ合う、車、搭載無線機、ハンディ機、アンテナを充実したい

 

ムセン界における『顕示欲』を列記してみました。

 

顕示欲による消費(浪費)は、

本当に必要だから買っているのではなく、

他人に『どう見られているか』を気にする結果の買い物です。

 

欲望を加速させる『ご褒美思考』が危険。

 

給料日になると、意気揚々と買い物に出かけたり、

アイボール会、合同運用会、飲み会・・・、

たいていが『がんばった自分へのご褒美!』です。

 

ご褒美というものは、自分から自分へ与えるものではありません。

 

一生懸命仕事をしたから『自分をねぎらう』という気持ちはわかります。

ですが『現役世代が一生懸命仕事をするのは「あたりまえ」』です。

あたりまえのことを『たいそうに思う』から、

自分への『ねぎらい』も理解はできますが、

 

その『ご褒美思考』が『貯金を切り崩し』たら『やがて借金』に移ります。

 

他人の持ち物や暮らしぶりを見て『羨ましがる』。

見たら欲しくなり『持っていないと「負けた気がする」』という、

大して欲しくもないし、必要もない用品を購入してしまいます。

 

今一度、自分の消費の中身を、自分に問いかけてみてはいかがでしょう。

 

・働いてストレスを溜め

・ストレス発散のために、せっかく稼いだお金を使ってしまう

・そして、お金がなくなる

・また、ストレスを溜めながら、仕事をしなければならない・・・

・これぞ『負の連鎖』で『スパイラル』です

 

ムセンに限らず『自己顕示欲』より『自己実現』のために何をすべきか・・・。

 

大事なのは『そのグッズを使って何がしたいか』です。

昨今のアマチュア無線界を見ていると、

あさっての方向に進んでいる人が多いなぁ・・・と感じます。

 

まずは『自分なりの遊び方』を確立することです。

 

動画サイトやアイボールで情報を得るのも結構ですが、

食いつきのいいネタばかりが『はびこっている』のが現状で、

昔から、脈々と続く『本当のアマチュア無線を語る人が希少』です。

 

自己顕示欲でやっている人は・・・

 

ほぼ間違いなく『7年以内に無線から離れる』のです。

最悪の場合、夜逃げや自己破産・・・、

そんな事例をイヤというほど見てきました。

 

最初は楽しい『共同運営』や『合同運営』なども、

裏側では『カネ』が絡み『相保証(相互が保証人になる)』とか、

ムセンとは関係のない金銭貸借の保証人になった人もいました。

 

最悪の『根保証』に気づかずハンコを押したが最後、

莫大な借金を背負わされ、自らの命を絶った人もいましたが、

自分の命で、借金がチャラにならないばかりか『家族に負の相続』まで残し、

そのご家庭は『滅茶苦茶』になって『一家離散』という悲劇も目にしました。

 

無線浪費に端を発し、借金苦から『自らの命を絶った人』もいるのですよ。

 

普通に考えれば、

同じことを7年もやれば『飽きるもの』ですし、

他人の評価を気にして消費や浪費を重ねていたら、

自身の経済が破綻するのは『あたりまえ』なのです。

多くの方の言動、行動に『危惧』してしまうのは、私だけではないでしょう。

 

今は、ムセン界に限らず『プチバブル』を認識すべきだと、私は感じます。

 

提唱している『第三級的運用のススメ』には理由があります。

私自身が『極々平均的な給与所得者』であり、

給与所得者の可処分所得の中から工面できる『個人費(いわゆる小遣い)』では、

いくら上級資格を持っていようが、

『費用面に無理のないのは第三級的運用くらいまで』と認識しているからです。

 

まぁ、上級資格の技量で第三級的運用が、

一番コスパもよく、無理なく楽しめる庶民レベルのアマチュア無線だと感じます。

 

・落成検査の必要な第一級の操作範囲を運用するには

→→→千万単位の退職金の10%を無線に充当できる三段階の年金受給者

・200Wクラスの第二級相当の運用するには

→→→会社経営者、自営業者、中堅会社の役員、管理職、その退職者

・50W以下の、第三級相当の運用するには

→→→人口構成で一番多い『中小零細企業』の社員、その家族

 

可処分所得からねん出した『個人費(小遣い)』で、運用形態はほぼ決まります。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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