清貧という言葉があるが、どうも好きになれない。かといって『カネをぱっぱかぱっぱか使う』というのも、どちらかといえば嫌いだ。趣味のアマチュア無線を『いかにカネをかけずに楽しむか・・・』を試していたら、やはり『まずは、片付け』に至った。いわゆる『断捨離』なのだが『ポイポイ捨てる』のも『もともとは、カネを払って手に入れたもの』。古本の処分に困っていたら『専門誌買取店』と出会い、段ボール箱４箱分で１万円相当の買取になり『へぇぇ！』と仰天した。部屋がスッキリしたら、探し物もなくなり『おカネの遣い方』も、今まで以上に『きちんと考えるようになった気がする』のである。
【写真：やはり、現代に生きるなら『清く豊か』な方がいい】
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◆おカネをかけずに、ぜいたくに暮らす。
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ほんとうの贅沢とは、
１日２４時間を、いかに充実させて生きるか、だ。
今まで『わかっちゃいるけど・・・』だった。
ていねいに暮らしている『つもり』だったが、まだまだ『雑』だった。
１日２４時間、これは『みんな平等』に与えられている。
しかし『これじゃあ、足りない！』と感じる人も多い。
あれもしないと、これもしないと、それもしないと・・・。
あっという間に、１日なんてすぐに過ぎてしまう。
・仕事に
・移動に
・家事に
・趣味に
・健康維持に
時計の顔色を見ながら律儀にせっせと過ごしてしまう。
すると『何となく、全体的に「雑」になる』。
雑になれば『心が乱れ』『気持ちが不安定になる』。
ストレスから『衝動買い』をして、
それほど欲しくなかったものが『どんどん増えていく』。
さらに『ますます、心は乱れて、気分は沈み・・・』だ。
・もっと時間があれば・・・
・もっとおカネがあれば・・・
・もっと、もっと・・・（アダルトビデオか・・・？）
焦る心から、豊かな暮らしは生まれない。
『時間やカネがあるから、ていねいに暮らせる』のではなく、
『ていねいに暮らしているから、時間やカネにゆとりが生まれる』。
私は、その方が『理屈に合っている』と感じている。
カネがある程度使える・・・が、
幸福とは『イコール』にならない。
少しのおカネと『ていねいな暮らし』『工夫とアイディア』こそ、
豊かな毎日が過ごせる、豊かな毎日が実現できる・・・そう思う。
趣味系のツイートを見なくなった。
多くが『リア充自慢』のオンパレードで、
あれを買った、これを買った、それを買った、
こんな運用をした、あんな運用がしたい、そんな運用が・・・。
大半が『小遣いを、ちょっと無理したら買えるようなもの』ばかり。
見ていて『はぁ、そうですか・・・』と思うのは、
なんかっちゃあ『～思わず、ポチりました』という買い物自慢。
たいていが、数千円程度もガラクタなのだが、
わざわざ『何か買うものはないか？』と通販サイトを覗き、
どうせ、使いこなせないガラクタに『思わずポチる』のである。
一般の方から見ると『アマチュア無線っておカネかかりそう』と言われる。
しかし、この趣味は『長い年月をかけて、目標に向けて取り組む趣味』。
短期間なら『安モン買いの銭失い』で『思わずポチる』のもいいが、
世界を相手に、いろんな国と交信していくのだから、
長く使うものほど『シンプルで、いいもの』を買わないと、飽きる。
どうしょうもない『散財家』の無線家は、
とにかく『欲しい、欲しい』で無線機や周辺機器を買うのだが、
目的意識もピント外れで『買ったから、使いたい』だけ。
それを、わざわざTwitterに載せるのだから『嬉しがり』丸出しだ。
まぁ、私も嬉しがりだが『嬉しがるネタには、そんなにおカネはかけない』。
逆にいえば『カネをかけなくても「嬉しがるネタ」』はふんだんにある。
自分なりの『遊び方を知っている』と、カネをかけるポイントもわかる。
事務処理は面倒くさいがAWARDという『認定証の取得』は安価な遊びだ。
嬉しがって、壁に賞状を並べているが、
ホンネをいえば『古ぼけた土壁』の『ぼろ隠し』も兼ねている。
テキトーなポスターを貼っておいてもいいのだが、
どうも、安モン臭く『中学生』がアイドルのポスターを貼るようでイヤだ。
この機械は、アンテナの整合を取る『チューナー』。
もう、購入してから30年ほど経過しているが、
先日、ひょんなことから『フルレストア』する羽目になり、
結果的に『買ったとき並みの性能が戻った』のである。
やはり、長く使うモノは『いいもの』を買っておくべきだ。
豊かに暮らそうと思うのなら、
即刻、ポチるのはやめるべきだと、
私は思うのである。
散財して『使いこなせない無線機』を、
ぱっぱかぱっぱか買うくらいなら、
まずは『DXCC』を目指したらどうだろうか？。
