●OTA(On The Air)

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●趣味界こそ『ヒエラルキー』が、ある。

アマチュア無線関係のツイートを見ていた頃『資格や年数のヒエラルキーがイヤだ』という『つぶやき』を、ちょくちょく見かけた。しかし、無線界に限らず『趣味の世界』こそ『ヒエラルキー(階層)』は、意外に強く存在しているものだ。

【写真:アメーバ型でも、意外と『やりにくいもの』だぞ】
 ※ロールコールは、ヒエラルキー&アメーバ型の両方の要素を持っている。
  Wkd&Cfmの概念が身に付きにくいRCからは、早く卒業した方がいい。
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◆じゃあ、自分の中にはヒエラルキーはないのか?。
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私ごとだが、商売をやっていた頃『手形の焦げ付き』が原因で、
金策やら債権債務の処理に追われ『今はタクシー乗務員』である。
これをみて『気の毒に』とか『ざまあみろ』と思ったあなた。
 
あなたこそ、ヒエラルキーがあるではないか?。
 
まぁ、そんなことはどうでもいい。
もう過去の話で13年前に決着がついた『笑い話』である。
趣味の世界こそ『年数』や『資格』や『活動内容』で、
その人のアクティビティがはかられる。
 
それを、ヒエラルキーと捉えるかは、あなたの自由。
 


ヒエラルキーとは『階層』を示す。
 
会社で言えば『何年も先』を見据えて『方向性』を出すのが上層部。
それを決定して、中間から一般社員に『実行』させていく。
1人親方の個人事業主や個人会社だと『全部、自分でやるもの』。
 
会社であれ、趣味のサークルであれトップの能力がその組織の限界だ。
 
例えば、音楽教室の生徒と先生の関係。
ここには『教える側』と『教えられる側』がはっきりしていて、
これも、明らかなヒエラルキーが存在している。
しかし、生徒は『よほどのことがなければ、その先生から習い続ける』。
(先生の能力の限界が、生徒の能力の限界ともいえる)。
 
それでも習い続けるには『リスペクト(敬意)』を払っているからだ。
(お月謝も先生の過去の経験に対し、さらに教えていただくための対価)
 
また、音楽のバンド活動でも『バンマス』の意向でバンドの方向性が決まる。
しょうもない事例だが『今日、終わってから、何、食べる?』とか、
リーダーが『いちおうはメンバーに聞く』のだが、
 
たいていが『リーダーの食べたいもの』に決まっていく。
 
アマチュア無線では『声での交信』の際に、
ニューカマーへ『アドバイス』のつもりでOM局の言ったことが、
逆に嫌味にとらえられて『古い文化だ』とニューカマーが抗う。
そこに『無線界のヒエラルキーカーストがどうたら』文句を垂れる。
 
そんなにイヤなら、ヒエラルキーのないところにいくか『やめればいい』。
 
確かに『上級資格がないと同じ土俵ではない』というOM局も了見が狭い。
また『DXCCを狙わないと、本物の無線家じゃない』というのも変だ。
さらに、業界あげて『4級、3級者へ「楽しみ方」』を教えていない。
 
一番の課題は『無線業界の教育システムのなさ』だろう。
 
かといってライセンスフリー無線なら『フラットな関係なのか?』。
私は『今の古株が、かつてのCBer文化を破壊した』と感じている。
そして、ロールコールという『何時間も周波数を占有するスタイル』が、
ライセンスフリー無線のニューカマーが『無線とはこういうもの』と、
ヘンテコな刷込みが入り『アマチュア無線を始めても馴染めない面』がある。
 
ヒエラルキーがイヤなら『自分スタイル』を構築してみては?。
 
・3日続ける
・3週間(21日)続ける
・3か月(1クール)続ける
・3年続け『PDCA』を繰り返していく・・・
 
概ね3か月、自分が立てた目標に取り組んだら『何かが見えてくる』。
 
私は、新しいことを始めるとき『1クール3か月』で『何か』を得ている。
現在は、デジタルモードのFT8やFT4に取り組んでいるが、
デジタルモードをスタートして間もなく3か月。
 
・FT8やFT4での交信が1,000局達成
・AJD(全国10エリアとの交信)達成
・JCC-100/200/300(国内の都市300交信)達成
・WAJA(全都道府県交信)達成
(国内局に関しては、eQSLでCfm。今後のDXはLoTWも併用)
 
1,000局という『分母』があれば、いろんな課題の『分子』も出てきた。
 
いいこともあれば、改善点も多々あるものだ。
とにかく1クール3か月を『一生懸命やってみる』。
私の場合『先輩』に全面サポートしていただいたから、
先輩後輩の間柄にも『いろんなヒエラルキー』がある。
 
しかし『なぜ私にFT8をやれと誘ってくれたのか?』をいつも考える。
 
一番大きい変化は『電波伝搬の探求心』を再度呼び覚ましてくれたことだ。
先輩は、上級資格を持っているし、DXCCはじめ各種のAWARDも獲得。
かといって先輩後輩の関係性だけじゃない『何か』も感じる。
 
 
先輩は『これからの無線界は「もっと文化的でないといけない」』という。
私も『同感』だ。
こんなものは『粘り強くやれば、いつかは到達する(かもしれない)』。
 
まずは『自分の遊び方を持つこと』だ。
もっといえば『自分はどうしたいのか』の『方向性』を持つこと。
そのためには『無線界の仕組み』を知ること。
無線界の仕組みを知るには『多くの経験を積む』しかない。
だからこそ『まずは「交信局数の分母を増やす」』のである。
 
やっているうちに『Wkd&Cfm』の『意味』もわかってくる。
 
動画サイトが唯一の情報源とかいっていたら、
動画配信者がやったことを『なぞるだけ』で『やったつもり』になる。
配信側には『いろんな思惑』や『画面には映らないカネの流れ』もある。
 
そもそも、自分の趣味のモノサシを動画配信者に預ける方が『おかしい』。
 
・自分の遊び方を持つ
・自分はどうしたいのか、方向性を持つ
・無線界(他の趣味も同様)の『仕組み』を知る
・多くの経験を積む
 
この視点に立てば、ヒエラルキーがイヤなんて『どうでもよくなる』。
 
 
いくらなんでも、無線界に『元請』『下請』『孫請』の概念はない。
まずはSNSから離れて『運用』に『精を出すことだ』と、私は思う。

今日も読んでもらって、毎度おおきに!!
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#消費税ゼロ #アマチュア無線 #FT8










































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