●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●コミュニティビジネスとして取り組んでいます。

タクシー稼業を始めて、15年。当初は『1~2年程度やったら、元の広告屋を再構築するつもり』でした。ところが、やってみると『意外と楽しい』ことに気づきました。ほとんどのお客さんが『ありがとう』と言ってくださいます。世の中にはゴマンと職業がある中、一日に何度も『ありがとう』と言って頂ける職業って、思ったほど多くないのです。

【写真:新人さんを研修する際は『コミュニティビジネス』も伝えている】
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運送業の感覚では、トラブルのもと。それがタクシー。
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タクシーは『一般旅客運送事業』と分類されています。

 

くくりとしては『運送事業』です。

とはいうものの、やっていることは『サービス業』『接客業』です。

私は、この商いを『目立たないが、コミュニティビジネスではないか?』と、

あるとき気づきました。

 

まず、道を覚えなくてはなりません。

 

・道

・目的地の名前(地名、ビル名、商業施設、公共施設、駅、等々)

・密室での、アドリブの利いた会話(原則、聴き上手を目指す)

 

まぁ、他にもいろいろな要素がありますが。

 

コミュニティビジネスというと、

素人さんは『町家改装のカフェ』とか『手作り雑貨店』とか、

そういうのをイメージされることが多いように感じます。

 

今では、あまり見かけなくなりましたが、

屋台のラーメン屋さん、焼き芋屋さん、

こういった移動販売も、見方を変えれば、

立派な『コミュニティビジネス』と思っています。

 

主に『地域密着型の商い』は、すべてコミュニティビジネスです。

 

1.459kmまでは『600円』で近畿運輸局の認可を受けています。

ときどき『近くて悪いねぇ』とか仰るお客さんがいます。

こういうとき『いえいえ、私ら、これが仕事ですから』と言います。

すると、たいていのお客さんは『気を良くされ』ます。

ときどき、1,000円札を置いて『お釣りはいいよ』と、

お祝儀までいただけるのです。

 

600円・・・まぁまぁの金額だと思います。

 

例えば『ランチ600円』のお店に行くとして、

そのお店で『ランチ一人前で悪いねぇ』なんて言うお客さんはいません。

当たり前に『ランチください』と注文して、

当たり前に『ランチを食べ』て、

当たり前に『600円のお勘定』を払って去っていきます。

 

ラーメン屋さんで『ラーメン一杯で悪いねぇ』とか、言いますか?。

 

普通は『ラーメン:600円』とメニューに書いてあったら、

メニューどおり、600円を払って、おしまいです。

せいぜい『おおきに、ごちそうさん』を言うくらいです。

 

タクシーは、いちいち『悪いね』とか言われるのが、おもしろいです。

 

流しで手が上がって『近くで悪いね』とか言われても、

これを『チっ、何や、ケタ(3桁:何百円)客か・・・』と思ったら、

何度も何度も『ケタ』のお客さんが続くものです。

ケタとは、千円未満のお客さんで『位取りの千円に満たないケタ落ち』といい、

あんまり、いい表現ではありませんが、

多くのタクシー運転手は『チっ、ケタかい』とか思っています。

 

私は『近くでも気持ちよく送るドライバーは乗務員さん』で、

近くだと、いちいち腹を立てるドライバーは『雲助運転手』と、

同じ乗務員でも『線引き』をしています。

 

まぁ、いろんなお客さんがいます。

 

先日書いたような『会社の悪口を言うなら自分のカネでタクシーに乗れ』とか、

そう思ってしまうお客さんもいます。

まぁ、ここは『自分のポリシーや経験値との相違』なので、

なるべく関わらないような接客に徹底して、

できるだけ『次の仕事』に取り掛かれるように、

可能な限り、早く目的地にお送りするようにしています。

 

こうやっていると『値切られる』なんてことは、まずありません。

 

私が思うに『値切られるのは、値切られる方が悪い』です。

何かの不手際があれば『お値引き』で対処するしかありませんが、

さほど義理もない一見のお客さんから値切られる筋合いもありません。

大阪人の挨拶みたく『安くしてや』なんてのは『受け流す』のです。

メーターの小細工などできないのですから、

目的地に到着したら、きちんと料金を払ってくださいます。

 

たまに『遠回りしたやろ!』とか言う人もいます。

 

トラブルになって収拾つかないと判断すれば『110番通報』しかありません。

おおかたの『遠回りしたやろ!』という人は、

本当は『道も知らない』『目的地までの距離もわからない』のです。

ご自身の予想額や財布の中身と相談された結果『遠回り』と、

わけのわからない言いがかりをつけて『うっぷん』を晴らしているだけです。

 

こちらもビジネスなので、いろんなお客さんがいるのは織り込み済みです。

 

普通のお客さんには、きちんと普通の対応でやっています。

おかしなお客さんには『毅然とやればいい』とやっています。

そこらをわきまえて『コミュニティビジネス』と位置付ければ、

案外、楽しい商売なのです。

 

ちなみに、頂くお祝儀で趣味の品などが買えるのですから、やめられません。


毎度おおきに。ほんじゃーね!

 

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