【写真：大阪のほとんどのタクシーが『5/5割』を掲げているが】
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◆5/5割の仕組み。
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京橋から寝屋川方面に送った乗客。
目的地に到着し、運賃メーターが『4,920円』になり、
乗客いはく『ここで降りたいのですが、あと80円分走って』ときた。
ここで降りたいなら、降りればいいと思うのだが。
乗客『運転手さん、5,000円以上は半額なんですよね』
私 『はい、5,000円を「超えた分だけ」が半額です』
乗客『え！？、5,000円超えたら2,500円になるんやないの？』
私 『はい、5,000円超えた分が5,000円、つまり1万円になれば、
超えた分が5,000円ですので、遠距離割引後は7,500円です』
乗客『え？、5,000円超えたら全額半額やと思うてたわ』
私 『はい、たまに、そう誤解されているお客さまもいらっしゃいます』
乗客『ほな、ここで降ります』
私 『あー、説明しているうちに5,080円まで上がりましたから、
5,000円を超えた分が80円なので、5,040円です』
乗客『えー、いっこも動いてへんのにメーター上がるの！？』
私 『はい、時速10km以下は時間メーターに切り替わって加算されます。
よく、コンビニに寄って買い物するというお客さんも、
停車中にメーターが上がっていてびっくりされることもありますが
そういう仕組みになっています』
乗客『わかりにくいなぁ、どこかに書いてあるんか？』
私 『窓の下にも明示していますし、
座席備付の運送約款にも明示しています。認可運賃ですので』
乗客『こんなん、わからへんわぁ』
私 『と、私に言われても困ります。どうしてもとおっしゃるなら、
近畿運輸局に言ってください。ここで精算してよろしいですね』
乗客『・・・』
私 『とにかく5,040円です』（ぜったい、値引きなどしませんから）
乗客『・・・』無言で1万円札と10円硬貨を4枚、コイントレイに置く
私 『すんませんけど、千円札でのお返し。5枚確認してくださいね』
乗客『・・・』
私 『領収証です。お忘れ物ありませんように。スマホの忘れ物が多発してますので』
腹の中では『早よ降りぃ、ボケ』と思いながら・・・。
どこの世界に、2,500円を『何の縁もない知らんヤツ』のために、
タダ働きするアホがおるねんやろか（笑）。
毎度おおきに。ほんじゃーね！
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