●OTA(On The Air)

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●ALL JAPAN AWARDの集計を終えて。

AJA(ALL JAPAN AWARD)の集計が終わりました。このAWARDは『2つ以上の周波数帯を用い、市郡区の合計が1,000以上』になれば申請でき、認定されるJARLのAWARDです。今回の集計を通じて感じたことを書き残しておきます。


【写真:ハムログだけでは見えなかった『国内QSO』が振り返って俯瞰できました】
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アマチュア無線の運用は『自分なりの平和活動』の一環です。
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かつては『冊子』の申請書でしたが、管理はエクセルで容易になりました。

 

LoTWのように『ADIF』をアップロードすればいい・・・、

それくらい簡単になれば、チャレンジャーが増えると思いますが、

現状は『JARLのサイトからエクセルのQSLリストをダウンロード』して、

そこから、NEW Cfmを『自分の手作業で入力するしかない』ので、

海外のAWARDと比較すれば『あー、めんどくさー』と思います。

 

それでも『1週間で入力完了』できたので、このデータベースを活かせればいい。

 

<各周波数帯ごとの国内交信の市郡区カウント数>

・1.9MHz:118件

・3.5MHz:310件

・7MHz:862件

・18MHz:27件

・21MHz:180件

・28MHz:53件

50MHz:29件

・144MHz:71件

・430MHz:70件

・1,200MHz:4件

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★合計:1,724件

 

この集計は、FT8を始めた2020年以後からのカウントで、

やはり、従来モードでの運用のみならば、

AJAの1,000すら『難しいなぁ』と感じました。

 

それでも、FT8の運用が少ない郡部(JCG)は伸び悩み『CW』で補完。

 

また、取り組みやすい『JCC』に目が奪われがちですが、

市郡区のすべてが対象になるため、

普段は『何気なくやっている交信の「区」』も、

おNewの区がWkd &Cfmできれば『うれしいな』と感じます。

 

バンドごとに、国内を強化する運用の計画も立てやすいものです。

 

DXばかりやっている時期もありますが、

夏枯れで、BYやYBばかりに『ため息』をつき、腐ってしまうくらいなら、

私は『そんなときこそ、割り切って国内のスコアを伸ばすのも楽しい』です。

 

ちょっとの工夫で国内も楽しめるもの。

 

私が提唱している『3アマ的運用』の『国内QSOバージョン』は、

AJAの集計をデータベースに『俯瞰できる表組』を構築することでした。

ADIF(Amateur Data Interchange Format)をアップロードするだけで、

あとは自動的にマッチングしてくれる海外のログマッチングも魅力ですが、

特記などの『組み合わせ次第』で『オーダーメイドできるJARLのアワード』も、

いわば『自分なりの遊び方のひとつ』だと考えます。

 

海外のAWARDだけが、アマチュア無線ではありません。

 

JARL会員でありながら『JARLのAWARDなんかやらない』とか、

あるいは『JARLのAWARDの話など、聞きたくもない』という方もいらっしゃいます。

私は『文句ばっかり言ってないで、JARLに希望や要望を伝えればいい』と思っています。

 

JARL会員は『お客様』ではなく『一般社団法人の構成員』です。

 

従来なら『JARL総会』、現在なら『JARL社員総会』があり、

自分たちが擁立した『代表』や『代理人』に意見を託せばいいのですが、

労働組合労働争議)の延長のような社員総会は見限っています。

 

私は、直接『AWARD担当者』に希望を伝えています。

 

いろいろ意見交換をしたり、気軽に連絡を取れる関係性も構築しました。

不明点は、親切に回答をもらえていますし、

AWARDの『うまい活用法』も教えてもらえています。

 

今回、AJA-1,500を達成し『今後の運用計画』も具体的になってきました。

 

現在『AJA-1,724』なので『あと276件のCfm』で『AJA-2,000』です。

 

・AJA-1,000は、2,051件の発行

・AJA-1,500は、1,338件の発行

・AJA-2,000は、1,120件の発行

 

JAのアマチュア局数は366千局です。

 

JARL会員は、その18%である『66千局』。

66,000局もいる中で、1,120件くらいに入れれば、

ちょっと自己満足になるでしょう。

 

趣味とは、いかに『マイブームの柱を何本持つか』かも知れませんね。

 

私は、今回『AJA-1,500』を達成しましたが、

国内の郡部は『FT8の運用も少ない』『そこはCWやPhoneで埋める』、

また、ログから転記入力したコールサインを拝見し、

『近年、卒業される局も多い』と感じますし、なるべく早く、スコアを伸ばしないと・・・、

 

AJA自体が『いずれ幻のAWARD』『難易度が上がるAWARD』になると感じます。

 

何を目標にするかは『各局の自由(勝手)』ですが、

アマチュア無線の楽しみ方は多様過ぎで、

まるで『ファミレスや居酒屋のグランドメニュー』の様相。

 

やはり『目玉』がわかりやすい方がFBだと思いました。

 

今後も『AJA』『WASA-HF』など『スコアを伸ばしやすい遊び』も併用し、

DXも国内も『偏らずに遊べる』ように続けたいと思っています。

 

私見ですが『私のアマチュア無線の本質』は・・・。

 

その活動(運用)自体が『世界平和活動でありたい』と思っています。

現在、東欧での紛争も続いています。

 

ロシアがウクライナを侵攻したからと、ロシアとの交信を拒む局もいます。

そこは『その方の考え方』なので、否定はしませんが、

ロシア人の全員がプーチンの思想ではありません。

 

あえて、ロシアとの交信も『分け隔てなくやることこそ平和の追求』だと考えます。

 

FT8で『NO WAR!』のヤジ・メッセージも『訴求方法』でしょう。

 

個人のやり方に、いちいち干渉はしませんが、

国際社会こそ『無法地帯』であり、

いざというときの国連は無力ですね。

 

ARRLのDXCCこそが『本当のアマチュア無線だ』というのは、

いわゆる『自称Top DXerの傲慢』と思っています。

また、ハイパワー思考は『成金の傲慢』とも感じています。

 

本来なら、上級資格を持つ者が『指導者』であるべきとは思いますが、

 

残念ながら、JAの場合は『下級者をバカにする構図』がはびこり、

これでは『いじり』『いじめ』の構図は永遠になくなりません。

マウント取りの争いは、戦争の構図の根底と何ら変わらないと、

私は考えており『3アマ的運用』で『無駄な抵抗(笑)』を続けています。

 

スコア伸ばしだけではなく『そこに人がいる』ことの意識こそ『大事』です。

 

私は、AJAの集計を通して『団塊世代の多さ』を実感しました。

ここから想像力を働かせると『過去の戦争との地続き』を感じます。

団塊世代の多くの方は『戦争経験者の子ども』です。

 

一見すると『戦後78年の平和ボケ』なアマチュア無線界ですね。

 

▲78年前は、B-29が空襲を繰り返していました。

 

平和のありがたさを実感するとともに・・・。

 

アマチュア無線の運用を通じて、

平和活動の一環を担っている、そんな気持ちを持つ局が、

1局でも増えればいいなと思っています。

こんな『ショボイアンテナ』でも、

28MHz帯でAFとも交信できますし、50Wの3アマ的運用でも、

運用計画の立て方次第で『十分に楽しく遊べるもの』です。

私は『上級資格保有者こそ、小さなものにも気づく文化が必要だ』と思っています。

 

しつこいですが、運用自体が『平和活動』になれば・・・と思います。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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