●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●既成概念を捨てる、40mB・冬場の夜間パフォーマンス。

FT8/FT4等の運用を続けていると『今までの常識がひっくり返っている』と実感します。例えば『夜の7MHz帯は、国内がスキップ(不感地帯化)する』という従来の常識です。7.074MHzを運用していると、今まで不感地帯になると思い込んでいる『国内の全エリアが見えている』のです。7.074は、主にDXを楽しむ局ばかりですから、私はJAの局は呼びません。しかし、入感しているのですから、こちらのCQも『JAで見えている』わけです。1エリアの友人からも『がんばっているね』と、深夜にメールをいただくこともあり『50Wでも国内スキップしていないのを実感』しています。既成概念を一旦は捨てて、冬場の国内の夜間パスを実感されると、7MHz帯での夜間交信も楽しめると思うのですが。

【写真:冬場の21MHzの『閾値(しきい)』とモード別の出力を相対比較】
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◆運用局が多いのと、コンディションがいいかは『別の話』です。
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28・21MHz帯などのハイバンドとなれば、

コンディション変化も顕著に現れます。

ハイバンドのコンディション変化でDXが入感しなくなる時間帯は、

安定的な『7・10・14MHz』といったDXの『プラチナバンド』には、

多くの局が『集まってくる』のは『当然』です。

 

面白いなあ・・・と感じたのは『7MHz帯のJAの入感状態』です。

 

DXを呼ぶJAは『全エリア』が見えています。

確かにハイパワー局もいますが、

50Wで運用している『1エリアの友人』もいて、

私のCQも『SNR-10dBで見えている』と連絡がありました。

 

確かに『SNR-10dB』では、CWでも達人クラスでないとしんどいと思います。

当然、SSBなどのPhoneに至っては『ノーメリット』でしょう。

しかし、Digitalモードの場合『閾値』ギリギリでの交信も可能ですし、

みんながみんな『kWer』ではありません。

 

QSOパーティの際、3.5MHzより7MHzの方が遅くまで交信できました。

 

・スキャッターのような『電波の分散』した弱い信号でも交信可能

・多くが勝手解釈と既成概念の思い込みでスキップすると決めつけている

・運用局が多いのは、ハイバンドがNGで『そこが湧いている』だけ

 

かつて、フリラの人が『おもしろいコト』を言っていました。

 

その方いはく『お正月は必ずEスポが出るんです!』。

いやいや、Eスポなんて『毎日、出ている』のですが、

平日は、市民無線の運用者も『ほぼ皆無』なので、

Eスポが出ていても『わからない』ですし『気づかないでしょ』と答えました。

 

彼は『なるほど、そういうことなのですね』と、納得してくれました。

 

同じことが7MHz帯の伝搬にも言えるでしょう。

PhoneやCWでは『何も聞こえない』のは『当然』ですし、

かといって、耳で聞こえない『SNR-20dB』でも交信可能なFT8だと、

 

夜間の7MHzが『もう少し活気づいてもいいのでは?』と感じます。

 

運用局が少ないと『CQを連発しても空振り三振』で『素振り』になります。

これが何時間も続くと『やっぱり7MHz帯の国内夜間はダメ』という、

真実とは異なる『常識?』がまん延してしまうのです。

 

3.5MHzを運用すればいい・・・。

 

これも『正論』なのですが『7MHz帯の運用でも、まぁまぁ苦労する』と、

7MHz帯のマッチング取るのに『やっとこさ』の局は、

たいていが『3.5MHzなんて、あきらめています』となっています。

 

もったいないと思いませんか?。

 

釣り竿アンテナ+カウンターポイズ+ATU・・・これが標準化しています。

カウンターポイズの『敷き方』も『各局ごとに異なるもの』ですし、

そもそも『カウンターポイズというものがわかっていない局も多い』です。

中途半端に宙に浮いたカウンターポイズでVSWRが落ちるわけがありません。

 

▲カウンターポイズを『火星人の足』みたく垂らしてもGND効果はありません。

 

ここで『HFを断念する局が、とても多い』のは、非常に残念です。

 

JARL-NEWSの2024・冬号・8ページで、

JARL会長が『ニューカマーに優しくしましょう』とお書きです。

正論ですが『体験運用ならともかく、免許人の局なら勉強しなさい』と、感じます。

 

いろいろ試す・・・とは、よく耳にするフレーズです。

 

・国内全般を楽しむなら、7.041MHzのVSWRをべた落ちにする

・地球規模で楽しむなら、21.074MHzのVSWRをべた落ちにする

・食わず嫌いをやめて、Digitalモードにチャレンジする

 

Digitalモードは『閾値(しきいち)』で交信可能です。

 

PhoneやCWがノーメリットでもFT8ならば、交信は昼夜問わず可能です。

コンディション変化を感じて、急にコンディションが上がってくると、

PhoneやCWでの交信も可能になってきます。

 

つまり『コンディションのチェックをDigitalモードですればいい』のです。

 

本当はPhoneやCWが好きな局も『ノーメリットではつまらない』から、

仕方がなくDigitalモードで運用されている局もたくさんいらっしゃいます。

 

FT8>CW>Phone・・・。

 

こんな順で運用するような『ジブンなりのルーティン』を作れば楽しいです。

アマチュア無線は『趣味』ですから『好きにやればいい』と思います。

しかし『既成概念の決めつけや思い込み』は、払しょくした方がいいでしょう。

 

23時くらいになると、さすがの7MHz帯の国内運用者の多くがCL(閉局)します。

 

7.074で深夜に運用する局は『サンデー毎日』の高齢者が多い傾向です。

夏場の運用を見ていると、フツーに23時あたりまで国内交信が盛んです。

とはいえ、冬場の7.074はJA全エリアが見えていることからすれば、

 

年柄年中、7MHz帯の国内運用は可能だ、と言えます。

 

こう書くと、すぐに『それはkWerのDXerでしょ?』と言われます。

しかし、私に感化された『1エリアの友人』は『50W』で頑張っています。

昼間と夜間の飛び方は異なりますが、

減衰が少ない分『案外、強く入ってくるものだ』と実感しています。

 

既成概念を一旦捨てて、夜間の7MHzでも遊んでみてはいかがでしょう。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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