●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●同質化か、差別化か。

アマチュア無線も『目標設定』次第で『毎日が、けっこう楽しい』です。HFでFT8を始めた当初は『DXのエンティティが伸びて、楽しいなあ』とか思ったものです。やがて『慣れる→伸びが鈍化→頭打ち→飽きる・・・』となるのは織り込み済みでした。私が『DXのエンティティ追っかけ』から『WASA-HF』にシフトしたのは『ビジネスにおける差別化戦略の応用』を娯楽にも使えるのじゃないか・・・と思ったからです。今のところ、この差別化は『小さな成功』と感じています。10・14MHz・200Wは『コモディティ』で『他人との同質化』ではないかと感じます。同質化は『ぬるま湯で居心地がいい』とは思いますが、たぶん『長続きしない』でしょう。

1【写真:28MHz帯しか運用しないのも『戦略』です】
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◆差別化とは『非常識』なことを『やること』です。
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HFでDXを追いかけ始めると、

目標は『DXCC』になるのは『定番』で『常識』でしょう。

小さな設備でやっていると、エンティティはなかなか伸びないものです。

 

今は『3アマ諸氏に「こうやれば長く遊べる」という見本を作っている最中』。

 

他局のように『10・14MHzで0.2kW運用』など、眼中にもありません。

 

1,やらないことのリストを作る

2,早めに、自分の着地点を決める

3,世の中には『流れ(流行り)』がある

4,悩みや希望の90%は『カネ』で解決できる

5,しかし、カネで得た『幸せ』は、長続きしない

 

WASA-HFのおもしろいところは・・・

 

・4ケタのGLが、全世界で32,400スクエアもある(海上を含む)

・そのうち、陸上は約30%(32,400×30%=9,720スクエア)

・さらに、無線人口が多く面積の大きいところも30%程度(約3,000スクエア)

・出勤前の昼間はアジア太平洋地域を中心に交信

・GL1,400が認定され、発行番号は『#99』をマーク(100位以内に入った)

 

こんな運用でも、複数バンドで1,400スクエアまでスコアを伸ばしました。

 

好き嫌いはともかく『無線人口が多く国土の広い中国やロシア』でも、

毅然とした交信を行い、交信相手には『TKS GL 73』を送ります。

私たちアマチュアは、政治とは関係のない『草の根外交』をやっています。

 

WASA-HFは『いろんなバンド』に『アクティブな運用』が必須です。

 

獲得したGL数が『3,000』を超える『将来』は、

1,周波数やモードを変えて

2,運用時間帯も変えて

3,アンテナやRIG、機器類も工夫して・・・の予定ですが。

 

今のところは『1シーズン・1バンド』で『定点観測的な運用』です。

 

ところで『陶山訥庵(すやま・とつあん)』ってご存じですか?。

江戸時代の元禄の頃、九州の対馬でイノシシが大量繁殖し、

農作物を食い荒らし『島民の暮らしが成り立たない』ところまで追い込まれました。

 

生類憐みの令があり、隠れてしかイノシシ狩りができなかった時代です。

 

陶山訥庵は『対馬全体を9つに分け』、

さらに『9つのエリアをさらに細分化させ、

1.5mの柵を立ててイノシシを追い込む』作戦。

1つ1つを制圧し、確実にイノシシを減らしました。

ひと冬で1ヵ所ずつ行い、9年間かけてイノシシ全滅作戦を実行しました。

 

ここで大事なのは『ひと冬に1つのエリアだけに集中すること』です。

 

他のエリアでイノシシが暴れ放題になっても放っておく。

とにかく、1つのエリアのみ絶滅させ、

作戦エリアだけには他からのイノシシは侵入させない、

頑丈な柵を張り巡らせます。

 

これを9年間かけて対馬からイノシシを全滅させた、というものです。

 

陶山訥庵の作戦は『局所優勢主義』で戦っていることに注目です。

 

私たちの『娯楽』である『アマチュア無線』は『戦い』ではありません。

しかし、仮に休日に『10時間、ムセン三昧できる』としましょう。

50→28→24→21→18→14→10→7→3.5MHzとバンドチェンジしていると、

1つのバンドに居られる平均時間は『1.11時間』です。

あるいは『5つのバンド』くらいに絞っても『1バンドあたり2時間』です。

 

それも、運用方法の1つで『DX界では常識』といえます。

 

経験上、そういう『気ぜわしい運用は、あまり効果が得られない』ものです。

DXCCのエンティティも、長期間かけて『200エンティティ』もやれれば御の字です。

逆に言えば『まったくスコアの伸びない日がたくさんある』ものです。

 

大東亜戦争のとき、ガダルカナル島の激戦がありました。

 

・日米とも『兵力は20,000』

アメリカは、総兵力を動員

・日本は、小出しに兵力を投入し、第一次から第四次攻撃全てで『全滅』

・日本は、のべ28,900人の兵力が活かせず、奪還もできずに兵員を全滅させた

 

アマチュア無線は『あなた1人が「総兵力」』です。

 

気ぜわしい運用は、兵力の小出しに相当します。

運用の目標や作戦を『きちんと立てて運用』しないと、

ただの時間の浪費にしかなりませんし、大した結果も残せません。

 

私は『運用時間』と『ログの整理時間』を『線引き』しています。

 

ADIFは『運用の都度、アップロード』し、

Wkd&cfmのチェックも『その日に完了させる』ようにしています。

DXに呼んでもらうように『CQ連発』しますが、

JA(国内)から呼ばれても、決して邪険な扱いはしません。

市郡区のチェックを入れると、AJAでスコアが伸びることも多々あります。

 

GL数を伸ばすWASA-HFの場合は『既得エンティティ』でも新規GLが励みになります。

 

今は、サイクル25のピーク期とはいえ、

SNが40~50くらいの日もあります。

そんな日でも、グレイラインの時間帯にはEUが『そこそこ入ってくる』。

 

雑魚扱いの『EU Russia』『AS Russia』は局数も多く国土も広いのでGLの宝庫です。

 

Russiaが好きか嫌いかは『個人の判断』です。

そもそも、日本とロシアが戦争当事国ではないので、

ロシアの蛮行は『ともかく』としても、

お互い、共通の娯楽に興じているのですから分け隔てなく交信します。

 

嫌いでも『P5』が出てきたとしたら『ドッグパイル』になるでしょう。

 

趣味なんて『なるべくカネをかけず、有意義な時間が過ごせればいい』もの。

気ぜわしい運用をしても『1つもスコアが伸びず』より、

例え、嫌いな雑魚でも『スコアが伸びたら、嬉しいもの』です。

ちなみに、ハム人口世界一のUSAは『楽しみ』に残してあり、ほぼ手つかず。

 

アマチュア無線に限らず『有意義な時間づくり』には・・・。

 

1,やらないことのリストを作る

2,早めに、自分の着地点を決める

3,世の中には『流れ(流行り)』がある

4,悩みや希望の90%は『カネ』で解決できる

5,しかし、カネで得た『幸せ』は、長続きしない

 

いかがでしょう。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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