おしゃべりバンド(ほらふきバンドともいう)のヨンサンマルを聴いていると、なぜか『ニアマがニアマだけで群れている』のをよく耳にする。まあ、実のところは、最初は四アマで再開局して群れ始め、その後に三アマを取得したり、その群れにニアマがいたりして『最終的には、その群れ全員がニアマを取った』ということに他ならないのだが。
【写真:ニアマ以下は『全員が弱者』であーる】
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◆一アマが群れていないのはなぜだろう。
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1アマが群れない『結論』は『おしゃべりで手の内を明かしたくない』だ。
さらに、1アマのkWerは『強者』だからである。
強者が弱者と群れる必要もなければ、
強者同士は『あいさつ程度』のあっさりした付き合い。
実際に『1アマの群れ』は『リモートシャック共同運営』など、
弱者の情報交換会とは、レベルも次元も、かける金額も全く違う。
当然、目標設定のレベルも、はるかに高い。
少し考えればわかることだ。
ニアマの、たかが0.1~0.2kWでは『国際的には「弱者」』だ。
おもしろいことに、ニアマになると、
・10・14MHzに出られるようになって世界が広がった、とか言い出す
・これで『晴れて100W機が堂々と使える』(今まではこっそり?)
・エンティティのスコアの伸びを気にし始める
やがて、100Wの限界を感じ『200Wに増力』したがる。
公称200Wになれば、たいていが『ハコ(リニア)』を調達し始める。
なぜ、こういう展開が『お決まりのパターン』かというと、
10・14MHzという『広域戦に参戦するから』に他ならない。
とはいえ、0.2kW程度では『国際社会では「弱者」』のまま。
・DXCCは、200~250エンティティで頭打ち
・5BandのDXCCも3.5MHz帯(80mB)がネック
・DXCC-Challengeの2,000超えにも到達しない
そもそも、0.2kW程度の弱者がDXCCを目標にするから、息切れするのだ。
1,一騎討戦
2,局地戦
3,陽動戦
4,接近戦
5,一点集中戦
これが、本来の『弱者のとるべき戦略』だ。
1,弱者:差別化戦略
2,強者:ミート戦略
強者(1kWerのTop DXer級)は
1,広域戦
2,確率戦
3,遠隔戦
4,物量戦
5,誘導戦
まったく、戦略が異なる。
私が『ブルーオーシャン戦略』をときどき書くのは、
ブルーオーシャン戦略が『長続きのコツ』だからだ。
わざとハードルを上げ『自身のハム生命』を伸ばしている。
意図的にハードル(天井)を高くしておけば・・・。
目標達成も時間がかかるから、
習慣化さえできれば『長続きする』のだ。
ブルーオーシャン戦略に賛同していた局が、
ニアマになったとたん『レッドオーシャン』に入ったのは、
非常に残念に思う。
とはいえ、私たちは戦争しているわけではなく命までは取られない。
しかし、弱者なのに強者のように、
設備増強をするとなれば、
老後資金に手を付けることにもなりかねない。
退職金を含めた老後資金の現預金の『5%以内』にしておけ、と思う。
仮に『1,000万円の現預金』があるとしたら、
その『5%』の『50万円』が『MAX』だ。
65歳時点で1,000万円として、余命20年としたら、1年50万円の消化となる。
要するに『道楽で、余命19年に身を削った』ということだ。
当然、年金収入もあるから、最初は気にはならないだろう。
ここで調子に乗って『300万円(30%)』も使ったとしたら、
老後資金の『6年分』を『道楽で溶かしたことになる』。
ハムショップは『退職金の10%を狙っている』のを知るべきだ。
あるいは、現役年収分をトータルで使ってもらうことを狙っているのである。
それでも、200エンティティくらいで頭打ちになり、飽きてやめてしまうのがオチ。
先が見通せているコトに、
なんで『浮かれて、そういう消費をしてしまうのか?』。
せいぜい、次のサイクル26までやれるかどうか、ではないだろうか。
営業やマーケティングなら常識の戦略が、
技術屋さんや職人さんには『非常識』なのかも知れないが。
なんだかんだと『群れている』と『居心地がいい』。
そこで『見栄の消費』が付いて回るものだ。
『軍資金』の使途も含め、上記の書籍を読んで参考にしてほしい。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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