12年前(2005年6月17日)NHK第一ラジオの『ビジネス展望』では『借金大国のアメリカ経済がいつまでも続くと考えてはいけない』という非常に厳しい内容の番組があった。国債をばんばん発行するような経済政策でいつまでも持つはずがない。アメリカの傘下にいる日本も、全て『世界経済』に連鎖している。その『世界経済』も、意外な理由が左右していると実感している。
【写真:太陽活動のピークと、好景気のピークが見事に合致する】
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◆バブルとは何か・・・。
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カンタンに要約すると・・・
『投機によって生ずる、実態経済とはかけ離れた相場や景気』である。
過去を振り返ると、
バブル経済は『約30年周期』で繰り返す。
私は『アベノミクスは失敗』を記事にするのも、
安倍政権が言う『景気対策』も『為替操作』や『投機の煽動』に、
ほかならないと感じるからだ。
ここにきて『北朝鮮』がクローズアップされているのは。
あってはならないことだが『戦争景気』を煽っている。
武力衝突にならないまでも、
軍需産業が活況になれば『戦争景気のひとつ』だ。
バブルを知らない諸君。
バブルの頃の『いい話』を聞かされても、
自分たちが未経験だから『ちょっとはいい思いしたい』だろう。
だが、バブルというのは『ただの好景気』ではなく、
投機によって起きる相場の上昇や、
それに伴う景気のことなのだ。
バブルから弾けるまで。
国が金融機関に公的資金を投入し、
金融システムの立て直しに取り組み、
バブルが生まれて、好景気に酔い、バブルが弾けて、
『失われた20年』と呼ばれる『長い不況』が続く。
恐ろしいのは、バブルは繰り返されるのである。
今、意外と年齢関係なく『転職』が容易になっている。
団塊世代も引退し『上のポスト』も空いてきたのもあるが、
経済システムの立て直しができて、
設備投資のための銀行融資もハードルが下がっている。
大バブルに至るまで、約10年周期で『プチバブル』が起きる。
この10年周期こそ『設備投資循環』。
とにもかくにも、今、まさに、プチバブルになりつつある。
<過去の大きなバブル>
1950年代:朝鮮戦争景気、戦後復興、高度成長
1980年代:言わずと知れたバブル景気(プラザ合意以後の為替操作)
2010年代:2000年ごろからのITがプチバブル継続
2040年代:さて、何のバブルになるのか・・・?
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◆世界経済は、全てお陽さまと地球の気持ちひとつ
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資本主義経済では利潤追求のため、
大量の商品を生産する一方で、
人件費を含むコストを低く押さえようとする。
あなたの会社でもそうでしょう?
生産が増大しても所得が充分に上がっていないので、
消費が振るわない。
そこに加えて・・・。
『モノ』のサービスは価格低下して、
『ヒト』のサービスは高価格化している。
言いかえれば『人のサービス』にしか、
付加価値が見いだせない状況である。
これが実態だから、デフレ脱却だけを見たら『時代遅れ』の感が否めない。
さて、景気不景気の流れは・・・。
1)商品の過剰生産が起こり
2)価格暴落
3)破産や失業……
景気循環の最悪の危機的局面が生ずることがある。
それを『恐慌』という。
日本経済新聞なんぞを見ていると、
景気が回復したような記事が多くなった。
しかし、本当だろうか?。
小難しいことは省くが、
景気・不景気のサイクルは現実に存在する。
1)設備投資循環…………………………………約10年
2)在庫投資循環………………………………約3〜4年
3)建設投資循環…………………………………約20年
4)技術革新循環…………………………………約60年
5)世界覇権循環………………………………約120年
設備投資循環は『ジュグラーサイクル』と呼ばれ、
太陽活動サイクルに、ほぼ一致するのが興味深い。
この周期の基準は2)を除くと全て『太陽活動』に起因しているといわれる。
(2は地球の地軸の振れの周期)
余談だが、地軸のブレが±3度(計6度)で、
ラニーニャ現象やエルニーニョ現象の原因とされている。
残念ながら、この現象の原因は『すりかえられている』ように思う。
まぁ、メディア発表も、うまく政治利用されているな・・・。
太陽活動は11年周期が基準で、
活動状況は『黒点数』の観測でわかるから、
誰でも予測が立てられる。
▼独立行政法人・情報通信機構のホームページ参照。
http://hirweb.nict.go.jp/index-j.html
簡単に言うと
1)太陽活動の変化(活発になったり休息したり…)
↓
2)地球に届くエネルギー量が変化する
↓
3)地球が変調をきたし、気象に影響が出る
↓
4)農林水産業に影響が出る
↓
5)連鎖的に市場経済に影響が出る
それだけの話しなんですよ、本当は。
※全てが一度に影響が出るのではなく、
一次産業からじわじわと連鎖的に動きます。
その動きは『ドミノ倒し』のようだ。
また、2)の在庫投資循環については『地軸の首振り
運動』に起因していると指摘されている。
ちなみに、太陽黒点数の直近のピークは2010〜2012年ごろで、
その前の2000年ごろは『ネットバブル』『ITバブル』があった。
その前は1990年ごろで、
言わずと知れた『平成景気』と当時呼ばれた『バブル経済』。
その次の『プチバブル』は2020〜2025年ごろ
そう、東京オリンピックや誘致中の大阪万博のころ。
特に、過去のバブルを経験していない若い世代は、
『経験していないくらいの好景気』になるかも知れない。
だが、バブルは『必ず崩壊する』のである。
大きな設備投資をしようとしている企業の方々、
よく考えて行動にでてほしいと思う。
今は、各業界で『人手不足』が声高く叫ばれている。
新卒の就職にしても、転職にしても『売り手市場』になっている。
売り手市場こそが、バブルの兆候なのだ。
私は、10年後に『恐慌にならなきゃいいんだけど』と危惧している。
世界経済は、お陽さまと地球の気持ちで回っている。
決して、トランプやプーチン、安倍、習近平、金正恩が、
世界経済を動かしているのではない。
バブル未経験世代が中堅になる頃、たいてい、バブルが起きる。
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▼ちきりんの日記▼
http://d.hatena.ne.jp/Chikirin/
★なかなか、鋭い視点で、勉強になるよ★
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※知的刺激の材料として活用いただくために、
あえて誤解を招くような過激な表現をしている場合もあります。
『こりゃ違うんじゃないか』と疑問に思うところから、
発想や気づきを深めるきっかけにしていただければ幸いです。
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