7MHzがローカルスキップする時間帯。バンド内はノイズのみ。ところが人間の耳で聞こえない信号をデコードするFT8。これを操るのが叶い『切れるパイが増えた』と実感した。
【写真：FT8を始めたら『切れるパイが増えた』のを実感】
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◆今日もダメか・・・から、必ず解放される。
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従来は『CWが小電力で遠方との交信の王様』だった。
これがFT8の普及で、CWでも聞こえない遠方局との交信が可能になり、
『ローカルスキップ』の時間が若干だが短くなった。
もちろん『スキルアップ』の面ではCWに軍配が上がると思う。
だが『セットアップできたら今すぐ誰でも…』となればハードルが高い。
Phoneでは『ノイズだらけでダメ』と思っていても、
弱い信号でも交信できる『パイ』を複数持つのは、
モチベーションアップにつながる。
CWやFT8ができると、
Phoneでは多少コンディションが悪いときでも、
『今日はダメか』とあきらめる前に、
電鍵やPCをセットアップして『起死回生』も図れる。
素振り、空振り、発声練習、ボウズ覚悟…これらと『おさらば』である。
私は『何が言いたいか』。
要は『QSOのチャンスを増やそう』だ。
HFでも１BANDだけだと、
近隣のハイパワー局が出てきたら、それだけでアウト。
やはり、複数のBANDに出られる体制、モード、
これらをたくさんもっておけばおくほど『ボウズ』なんて、
まずありえないことに。
複数バンド、複数モードへの対応は、
『おカネもかかる』から『今すぐ』とはいかないかも知れない。
だけど、将来的に『やる』という意思を持っていけば、
『ボウズ覚悟なんて、何だったのか。あほくさ～』になる。
CWやFT8は・・・。
・静かに運用できる
・外国語が苦手でも海外QSOが叶う
・食事をしながらQSOも
・CWやFT8しかしていない局とQSOできる
・QSOのチャンスが広がる
最古の無線通信モードのCW、最新のデジタルモードのFT8。
これらが『切れるパイを増やしてくれる』。
私の周囲で何十年もアマチュア無線を続けている局のほとんどが、
CWを『運用できる局』である。
※資格取得ではなく実務レベルでの運用局。
私は144MHz帯SSBで開局したが、
当時のOM局から『HFとCWをやれ』と再々言われ、
開局して数年以内に電信級を取得。
開局から7年で『念願のHF』を手に入れた。
旧電信級は送受信術の試験があり、
現在はタナボタ3級だが、
上級資格試験の制度が緩和される以前は、
『上級の電気通信術科目合格扱い』だっただけに、
『早く取得しておけばよかったな』と、少し後悔している。
※現在は実家の介護問題などで、受験どころではない）。
若い方には、できれば『早いうちに、切れるパイを増やしてほしい』と、
思っている。アマチュア無線の楽しみ方は奥深く、
『積み上げ文化』だから一足飛びとはいかない。
でも、早いうちに『HFの世界観』を手にしてほしいと感じる。
私は夜勤の仕事なので、
家族が寝静まっている早朝や深夜に無線を楽しむ。
となれば『じゃっぱーん！』と、大声を出すわけにもいかない。
やはり静かに運用でき、
なおかつDX（ディーエックス）とのQSOが叶うFT8は、
もう手放せない。
しつこいですが『切れるパイを増やし長く楽しんでほしい』です。
フリラー＆430MHz帯FMやD-STAR…。
22時を過ぎたらQSOのチャンスが激減。
ところがHFを覗けば『何だここは！終夜営業の飲み屋か!?』と思うくらい、
たくさんの局がQSOをしています。
ぜひ、切れるパイを増やしてください。 おしまい。
今日も読んでもらって、毎度おおきに！！
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※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。
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