●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●オートバイのブームも下り坂か?

新車から『まる9年』いろいろなメンテをしてもらったホンダ・ウィング店が、どうして近隣のユーザーに『しょうもない駆け引きをしてきたのか』を、この一か月考えてきました。だいたい、その理由が見えてきました。


【写真:オートバイのブームをけん引してきた『ホンダ・レブル』。】
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◆ブームが落ち着き、中古市場の価格も安定してきた。
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コロナ禍での『おひとり様遊び』が、きっかけにブームが起きました。

 

リモートワークや外出規制等々で、

バイクなら、ヘルメットを被り『マスク代わり』にもなるし、

多くは『一人行動』の上、行動範囲が自宅から数km四方でした。

 

こういう場合、車移動は大げさで『手軽なバイク』に目が向きましたね。

 

一時期はオートバイの中古車市場価格も『高騰』し、

希望のバイクも品薄や半導体不足とかで、

新車の供給も追いつかない状況でした。

 

人気車種は新車並みか、それを上回る価格高騰、バックオーダーで納車待ち。

 

こんな状況も、コロナが五類に引き下げられ、

市民活動も『正常化』に向かい、

オートバイの需要も『ほとんど行き渡った』上、

新車の供給も落ち着いてきた・・・と、見て取れます。

リモートワークも解消し、都市部に人の賑わいも戻っています。

 

巣ごもり需要期に乗っていたバイクも、雨ざらしでほったらかし。

 

『乗らないなら、売れるうちに売却しよう』と思うのは当然です。

中古バイクのタマ数増も、流通在庫増に転じています。

在庫は『資産扱い』にはなりますが『売れないと現金化できない』ですから、

帳簿の上では資産とはいえど『不良在庫』という『赤字』を抱えます。

 

すると、売店は売上が目標値を超えられない、という状況になりました。

 

当然ですが、販売店任せで『年式の古いバイクユーザー』は、

次の『乗り替え需要』を満たしてくれる潜在顧客になります。

そこで、メーカー指定の交換時期を過ぎたにもかかわらず、

点検すら拒んだ販売店の本音が見て取れました。

 

バイクブームは陰りを見せ、すでに下降線をたどっていますね。

 

私は、基本的に『移動手段』としてしかバイクを使っていません。

まあ、多少は『カスタマイズしたいな』とは思っていますが、

せいぜい、灯火類を『フルLED化する』程度です。

 

今さらながら『この数年、バイクブームだったのか』と、今、気づく始末です。

 

カムバック組のバイクブームは、しばらく続くと思います。

とはいえ、コロナ禍での『異様な中古市場価格高騰』は、収まり、

中高年のカムバックも『一定限の正常化』に安定を取り戻しています。

 

原付に関しては、景気不景気関係なく『一定の需要』があります。

 

不動産でいえば『中古の建売住宅需要』のようなもので、

この分野は、景気不景気の振幅も『緩やかな波』が定番です。

オートバイ、とりわけ原付一種の分野も『似たような感じ』です。

 

特に、原付一種は『社会インフラ』の要素も根強く残ります。

 

2025年11月に生産終了を迎える50ccガソリンエンジンバイクの代わりに、

125ccエンジンをデチューンした『シンゲンツキ』が登場するのを見ると、

意外と、2025年12月以後の50ccバイクは、

静かに売れていくと予測できますね。

 

ブームが落ち着いてくるのが見えていますから、乗りかえる気もありません。

 

50ccバイクの構造は、オートバイの中でも『イチバン単純』ですし、

125cc以下に特化した販売・修理のプロショップは、

メーカー直系のディーラーやFC店ほどダメージを受けていませんね。

 

まあ、そんな事情があったのだろうなと、中古市場価格安定をみて感じました。

 

・バイク関係の動画配信をしていた販売店の配信頻度も少なくなっている

半導体不足もほぼ解消し、新車供給も追いついてきた

・当然、人気車種の中古価格も下がってくる

・中古流通の『タマ数』も、ダブついてきた

・欲しいユーザーにも、ひととおり行きわたった

 

だからといって、町内で駆け引きすんなよな、と、今も思っています。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!!

 

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