近畿エリアは『松下』『三洋』『シャープ』『一部の三菱電機』の、
つまり、多くが職人仕事で生計を立ててきたといっても過言ではない。
そこに、引退組が10年程前に大挙して無線界に復活してきた。
長く続けてきた『私ら』は『認知的不協和』を感じたのである。
それもそのはず。
大挙して押し寄せた『引退組』の半数以上が『職人』さん。
営業系の私らは『何かちゃうなぁ』と悶々としている。
無線は『電気の知識』もいるが、
電波法関連の『法令知識』も必須だ。
そもそも、電気の趣味だけではなく『自然相手の趣味』であり、
その趣味を長く続けるためには『交信データベースの構築』も不可欠。
それをやらずして、コミュニケーション能力に『疑問』を感じる職人運用。
資格試験と電信(電気通信術)の一部くらいしか、
教育システムがない、アマチュア無線界。
総合通信局がいう『運用の中身は資格が担保する』も、
形骸化していると感じる。
安易に、50Wや200Wを渡して、いいものなのか。
何かを手に入れたら、何かを失う。
それが『世の中の仕組み』というものです。
勝ってばかりいる気になっていると、
実際には『世の中に借りを作りまくっている』ようなもの。
FT8/FT4を手に入れた分、
時間を失っている自分が『ここにいる』のを認識しつつ、
いろんなことに、自問自答を繰り返す日々であります。
毎度、おおきに。ほんじゃーね!
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※記事は、表現と言論の自由に則ったエッセイで、
公人を除き、登場する個人・団体名は全て架空のものです。
※時事問題については、筆者個人の考えです。
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