シンニアマたちの交信を聴いていると、やたら『200W出したい』『200W出している』という会話が多い。しかし、FT8で『-17dB程度で入っているEUと交信できない』とかいう。使っているアンテナは『カーボン釣り竿+ATU』。出力は『100W』だそう。私の場合は、べた落ちにしている1本ラジアルのバーチカル。こんなのでも『-20dB程度』でも、案外とすんなり交信に至っている。カーボン釣り竿&ATU自体が『LCで構成されている』と解釈すれば、Lだろうが、Cだろうが『熱に変わっている』のがわからないのだろうか。
【写真:聞いていて思わず『だめだ、こりゃ』と言ってしまいたくなる】
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◆200Wは『ただの舞台装置』と化します。
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・100Wでカーボン釣り竿&ATU
・-17dBで入っているEUと
・交信できない
おかしいのとちゃうか・・・と、気づけよ。
・50Wで1本ラジアルのバーチカル
・-20dBで入っているEUと
・すんなり『RR73』『73』に至る
100W局と、私の50Wでは『3dBの差』です。
さらに、あちらは『-17dB』で受信できていても交信に至らない。
こちらは、-20dBで入っていても、-15dBが返ってくることがある。
私の方が-3dBのハンディキャップがあっても、
相手局と『+5dB』のリターンがある(場合もある)。
要は『アンテナくらい、きちんと設計しなさい、ニアマなら!』。
とにかく、最近『出力』の話題を聞くと、
非常にむかむかしてくる(だって、人間だもの・・・)。
そもそも、ニアマだからといっても『200W出さないといけない』わけがない。
抱腹絶倒したのは『北米は、みんなkWで出ている』発言。
そんなことは、あるまい。
本当にNAの全部がkWで運用しているならば、
我が家に『ガンガン入ってくるはず』である。
あるいは、3.5MHzのJAの局も、多くが1kWで出ている発言。
夜間伝搬なら、そんなにパワーいらんって、ホンマ・・・。
1kW免許局が『常時1kW運用』しているのは稀で、
どうしても欲しいエンティティを落とすために、
そのときはリニアもフルパワーにするでしょうけれど、
通常は、RIG側のPWRを絞ってファイナルを守りつつ、
リニアのパワーは10%くらいの100Wが出る程度で運用している、はず。
だって、50Wで100エンティティくらい、サルでもできますがな。
入門バンドの430MHz帯・FMで『入門者相手』に、
御託を並べていれば『すごい人』に聞こえるかも知れないが、
同じ発言を『DXerのミーティング』で話したら『笑いもの』である。
もう、そろそろ『その他大勢』を卒業したらどうだい?とか感じますな。
毎度おおきに。ほんじゃーね!!
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