●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●全長2.2mのモビホでDX-QSO。

アパマンの味方?、モビホも、RF-GNDが効いていたらDXは十分可能です。先入観で『飛ばない』と決めつけず『技量が足らないから飛ばせていない』ことに気づきましょう。短縮アンテナですから、当然ですが『実行輻射電力』は下がります。割り切って『QRP運用』と思えば『たまに取ってもらえる』『たまにパイルに勝つ』こともありますよ。

【写真:HF40CLの成果。グアムまで片道2,600km。飛んでいるでしょ】
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◆HF40CLの調整方法(少し裏技)。
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7MHz・FT8ですが、モビホのHF40CLで交信したeQSLが届きました。

片道2,600kmです。

全長2.2mの小さな設備ですが『飛ばせられる証明』です。

このテのANTのキモは『RF-GNDが効いているか』です。

 

さて、ラクな、HF40CLの調整方法。

 

本アンテナのエレメントは、

144MHz帯の5/8用ステンエレメントを流用しています。

コストの関係とモービルホイップの高さを合わしているのでしょう。

素人がステンレスをカットするには『鉄ノコ』がポピュラーです。

もっと、ラクにやりましょう。

 

ホムセンで直径3mmの真鍮棒を購入します。

 

1mで300円ほどです。

ステンエレメントは1.2mほどですので20cmほど足りません。

有り合わせの電線を250mmほどにカットして、

1mの真鍮棒に半田付けして200mmほど足します。

※導電率はステンも真鍮も『近い』ので『同等』とみなしています。

 

これで『概ね全長1.2mのステンエレメントの代わり』が完成します。

 

調整は、ステンエレメントを外して真鍮棒エレメントに交換。

アンテナ・アナライザーで『目的周波数』の『インピーダンス』や、

『VSWR』を計測して、ニッパーでカットします。

カットするのは付け足した電線ですから、

力もいらず簡単ですね。

 

私は『FT8の7.074』で『VSWRをベタ落ち』にしています。

また、CW用に『7.010用』、

めったに使わないPhone用の『7.100用』の3本、用意しています。

面倒くさいときだけ『クラニシのMTU』でFINE-TUNEを取っています。

 

カーボン釣竿&ATUを否定しませんが、

話題性に流されている傾向に感じます。

HFの垂直系ANTで大事なのは『RF-GND』じゃないでしょうか。

私は『ダメもと』で始めたHF-LOW-BAND』ですが、

80mや160mでもMAX50Wで『遊べルン』です。

 

ATUは便利ですが『ええ加減なところで妥協』しよる傾向もあります。

MTUで一定(VSWR:1:2.0)くらいなら、

MTUのFINE-TUNEできるところが、

ATUだと『妥協』させられるところが、性に合わないのです。

基本は『ベタ落ち』です。RIGのVSWR計でも、十分調整が取れますよ。

 

高価なアンテナアナライザーなどなくても、

 無線機本体で調整取れるのが、実力のあるアマチュア無線家です。

 

ちなみに、HFスクリュードライバーANT&IC-705の10Wで、

南極の『8J1RL』と交信できた仲間もいます。

安易にチューナーやパワーに頼る前に、

まずはホンマにRF-GNDが効いているか・・・の検証を、

強くオススメしています。

 

これが『3級的運用の勧め』の第一歩かな(笑)。

 

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