●OTA(On The Air)

道楽、世間批評、いろいろと・・・。

●今年も3級的運用を、楽しみます。

あけましておめでとうございます。本年も楽しくやりましょう。

【写真:南米・チリから届いたeQSLです】
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◆何のために、上の資格が必要なのでしょうか、一考しましょう。
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知人が『e-ラーニングで2アマを取るんだ』というので、

年末に『どんなカリキュラムなのか』を見せてもらいました。

確かに、よくできているなぁ・・・と感じました。

 

電波法規も無線工学も『ほどよく学べるなぁ』が正直な感想です。

 

私は『ふと』感じたのは、

上の資格を取ることで『無線界の見方を学べる人が増えればいいな』です。

大事なことは『ものの見方を豊かにすること』です。

そして『問題・課題解決』の『仕方を知ること』です。

 

資格取得は『そのためにする』というのには、大いに賛成です。

 

・誰かに勝つために(誰と戦っているのですか?)

・誰かにほめられるために(誰も、あなたを気にしていませんよ)

 

この程度の目的なら『14MHz・200W』の局免を額に入れて飾るだけです。

 

ものの見方を広げるのが目的であれば、

初歩級(4・3級)では『理解しにくいこと』や『苦手なコト』も、

好奇心や向上心に変えることも可能ですし、

基礎級(2級)や、概要級(1級)を目指すのもいいと思っています。

 

2アマくらい持っていないと、肩身が狭い・・・

 

こういう考え方の人、けっこう多いです。

あのね『あなたの資格なんて、どうでもいいし、気にもしていません』。

14MHz・200Wなんて『平均点』ですし、

やったらわかりますが『まぁ、200から250エンティティ止ま』です。

それも、けっこうな時間を割いて、おカネを突っ込んで・・・です。

さらに、ハイバンドもローバンドも『まんべんなく』やっていたら、

寝食惜しんで『無線ばっかりやっている状態』になります。

 

これで体を壊して、若くしてSKになった局を何人も見送りました。

 

よく『定年退職したら、無線三昧するのだ』とか耳にします。

あのー、よく考えてくださいね。

65歳で定年を迎え、平均寿命も延びている昨今です。

85歳くらいまで『健康でいられる』として、

定年後20年間も『家で無線ばっかりやっている亭主』って、

きっと、奥さまから見たら『うざい』と思いますヨ。

多くの無線愛好家視点だと『このブログは「うざい」』でしょう。

しかし、ご家族視点だと『あなたのムセン』が『うざい』(微笑)。

 

現実的な話をしましょう。

 

おおかたのオッサンは、概ね75歳、

つまり『後期高齢者』になったあたりから、

ガクンと体力が落ちて、歳相応の『衰え』が顕著になります。

 

よく『電信はボケ防止になる』だの『脳トレになる』だの聞きます。

 

言っちゃ何ですが『それは呆けてない側の希望的観』です。

知人のお父さまが『CWの達人でした』が、

晩年は『スマホは、わしには無理やわ』となり、

だんだん、指先の力も入りづらくなり、

次第に、無線から離れ、ディサービスから施設に入ってSKになられました。

 

資格取得や無線運用も『適齢期』というものがあります。

 

よく『始めるのに、歳は関係ない、早い遅いなんてない』とか聞きますが、

それは『商品を供給する側の商業的な見解』です。

資格取得も、確かに60歳過ぎてから2級、1級取得者もいらっしゃいますが、

誰でも頑張ればできる・・・とは、私はとても思えません。

資格取得自体、全く否定はしませんが、

本人に『やる気』があっても、無理な人には無理です。

 

資格なんてものは『若いうちに取っておく』に越したことないのです。

 

4級や3級では『肩身が狭い』とか感じている方。

何に対して『肩身が狭い』のでしょう。

こんなの『スマホくらい持っていないと肩身が狭い』と、

大して違いはありません。

 

スマホを持ったとて、孫とLINEする、写真を撮る、その程度です。

 

4級をお持ちで『再開局』されたなら、

3級に格上げしておくのは『オススメ』ではありますが、

その『3級を堪能せず、一足飛びにe-ラーニング2アマ』はいかがなものか。

 

確実に言えるのは、1・2級は『4・3級よりマイノリティ(少数派)』です。

 

ということは、初歩級の方が多数派で、

何も肩身が狭い思いをすることなんてないのですよ。

マジョリティ(多数派)である『初歩級』より、

マイノリティ(少数派)の『概要級』や『基礎級』の方が、

無線のことを、ちょっとばかし知っているから、

声が大きい、それだけの話しです。

 

QRPを推進されていたJA1AA・庄野OT、あなたにはどう見えますかね?。

 

根っから、無線を愛し、

5mWで『WAC(六大陸州)を完成させる』とか、

数々の功績を残されています。

 

28MHz・5mW・CW・・・3級で、チャレンジできます(微笑)。

 

QRPハンドブックなどに目を通しますと、

私は、IC-7100を減力(RF-PWR:0%≒0.5~1W前後)で、

7MHzの国内FT8などをやっていますが、

庄野OTの運用と比較すれば『まだまだQROの部類だな』と思います。

 

1Wでも『QRO』なんですよ、ホンマ・・・。

 

思考停止的に言うと、

アマチュア無線の楽しみ方は『さまざま』です。

QRPもQROも、CWもFT8も、好きなようにやればいい。

しかし『ものの見方を豊か』にしないと、

せっかくの資格も、あまり活きてこない、そんな気がします。

 

・ハイパワーでやれば、DXCCの進捗も速い(当たり前です)

 

言い換えれば『頭打ちが訪れるのも早い』ということです。

今は、サイクル25の上昇期です。

拙速にDXCCを追いかけても、数年たてばB4だらけで、

電波は飛んでいるのに、取ってくれない。

すると『最近、飛ばないなぁ・・・』とグチが出ます。

 

500Wや1kW、人によっては2kW超えのリニアに頼る・・・・。

 

リニアに頼らなくても、

コンディションアップという『自然界のリニア』が後押ししてくれるのに。

こうやって『見えない誰かに勝ちたい人たち』が、

無意味なパワー競争に拍車をかけ、

健気にQRPで頑張っている局の信号をマスクしています。

 

資格やパワー競争も結構ですが・・・。

 

上の資格を取ることで『無線界の見方を学べる人が増えればいいな』です。

大事なことは『ものの見方を豊かにすること』です。

そして『問題・課題解決』の『仕方を知ること』です。

でも、家庭内で、とりわけ夫婦間で『問題解決』(5W3H)的会話は、

なるべくなら『やらない方が、もめなくてオススメ』です。

夫婦間での会話は『問題解決』より『まず、共感』ですヨ。

 

2023年も、バランスよく、楽しくやりましょう。

 

新年早々、しつこいですが、

ラ製世代が『無線業界のマーケットのコア』にロックオンされています。

間もなく『定年』を迎える方も多いと感じます。

今は『たまの休日、仕事の合間』にやるアマチュア無線ですが、

定年を迎えたら『24時間365日、それを20年』も、

家の中で『ハローCQ』とかやられたら、

家族は『大迷惑』かも知れません。

 

やりたくない仕事があるから、やりたいコトの価値が上がる面があります。

 

定年後、家の中の居場所は『居候』のつもりで、

控えめにやるのがいいと思います。

決して『俺が家族のために一生懸命働いて・・・』とか言わぬよう。

オッサンが、家族のために一生懸命に働くのは『当たり前のこと』です。

どうやって、家族での『共感を得るか』の方が、

資格取得や運用実績より、私は大事なことだと思っています、HIHI。

 

毎度おおきに。ほんじゃーね!


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